止まらない涙と温かい手 ページ21
杏寿郎「A大丈夫か?…ってなんで泣いてるんだ?」
杏寿郎は泣いている私の背中をさすってくれる
杏寿郎「カフェに入ろう。手がこんなに冷たい」
そう言って握ってくれた杏寿郎の手はとても暖かった
そして、カフェに入り、
杏寿郎「で、どうしたんだ?」
杏寿郎が優しく聞いてくれるので、答えた
彩菜さんのこと、炭治郎のこと
杏寿郎「そうだったのか…まぁ、Aが、ファンの人と付き合ってるっていうのは知ってたけど」
『ごめん…こんなに泣いて…め、迷惑だよね』
杏寿郎「そんなことない。大丈夫だ。いっぱい泣けばいい」
その言葉を聞いて、どんどん涙が止まらなくなる
杏寿郎の右手は、私の背中をさすってくれていて、
左手は私の手を握っている
杏寿郎「こんな時に言うのもあれだが…
俺にしないか?」
一瞬時が止まったように感じた
『えっ…?』
杏寿郎「俺だったらAのこと、こんなに悲しませない。別れたが、まだ諦めてないわけじゃない」
杏寿郎のその言葉を聞いて、一瞬心が揺らいだ
杏寿郎「返事しないってことは…可能性あるのか?」
『わからない…』
本当の気持ちだ
炭治郎がいるから…とか言えなかった
だって、炭治郎は彩菜さんと抱き合ってたじゃん
じゃあ、私は炭治郎のなんなの?
杏寿郎「今日は部屋に戻ろう。返事はいつでもいい」
『うん…』
そう言って、杏寿郎は部屋まで送ってくれた
杏寿郎の優しさが心に染み、冷たかった体も少し温かくなった気がする
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紡葉(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます!知ってるアニメですかー…結構知ってますけど、好きなやつで言えば鬼滅の刃とか、神様になった日とかが好きですかね… (2021年3月20日 22時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月20日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紡葉 | 作成日時:2021年3月15日 23時