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「今日は1日ありがとうございました。アルパカ帰って飾ります。」
「いいえ、私も楽しかったです。」
帰りも結局お手手を繋ぎながら帰ってます。
今日も1日楽しかったなーと思っていたら急に昴さんがこんな事を言い出した。
「Aさん。」
「はい。」
「例えばの話ですが…もしも私が別人だったら、Aさんはどうしますか？」
「…え？」
思わず立ち止まって、昴さんの顔を見た。
視線を合わせると一瞬だがその瞳が不安げに揺れたのが見えた気がした。
そんな赤井さんの目を見て私は微笑みながら繋いでいた手に力を込める。
「そうですね…どうもしません。」
「は？」
「そりゃきっと凄い驚きますけど。けど、たとえ別人でも今まで遊んだことや今日デートした事には変わり無いですもん。」
今までだって縁を切ろうと思えば幾らでも切る機会はあった筈。それなのにこうして今まで遊んだりしてくれたって事は赤井さんも私と仲良くしたいって思ってくれてる事で。
今の話だって、沖矢昴をやめた後赤井秀一に戻った時にも仲良くしてくれるかって事でしょ？
この私は知らないけど、前世で事情は知ってるからね！
「それに昴さんが理由なくそんなことをするとは思いませんしね！」
と笑えば溜息を吐いたあと憑き物が取れたような笑顔になって、
「Aさんには適わないです。」
なんて言うから私は真顔で心の底から「私も昴さんには適わないです。」と言うのであった。ハイスペック強すぎまじで怖い。敵に回したら一瞬で南無南無だよひぃぃ。
「…全てが終わったら、話を聞いて貰えるだろうか。」
「ケーキ奢ってくれたら聞いてしんぜましょう。」
「フッ…その時は幾らでも奢ろう。」
「まかセロリです。」
「まかセロリ……ふっ、あはは！」
「え！？笑う所ですかそこ！！？」
こうして一頻り笑った後繋いでいる手とは逆の手で頬を触られ
「A、ありがとう。」
なんて綺麗な笑顔で言うもんだから
「どーいたしまして！」
と言うしか無かったのである。
まかセロリ可愛いのにね。笑うなんてひでぇぜ！
その後再度手を強く握られ、またたわいない会話をしながら歩みを進めたのであった。
→
＊＊＊
一旦区切ります。次回からあむぴ回に入りたいと思います。ふはは。
紅蓮様へ、リク有難うございました。書いててめっちゃ楽しかったです、逆に感謝です。謝謝！
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ドーリー☆(プロフ) - 今更のコメントなんだけど、蚊の話めちゃ好き))) (2019年6月23日 13時) (レス) id: e7e2f8dfc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田すだち | 作成日時：2018年4月24日 19時
