や す こ と す ば こ 。

＊ ページ17

青side








黄「安子、すば子ちゃん、空き教室に居るって」









そう言われて空き教室に来たけど、いいひんやん。









そう思ってらいんで亮のトーク画面を開く。









〈 亮〜、すばちゃん居らへんで。




《 もうちょっと待っといてみ?来ると思うで。









そんな返事が来たと同時に教室のドアが開いた。









青「もう、遅いやん。すばちゃ…」









すばちゃんだと思って振り返った。









緑「安子…」




青「たっ…’大倉くん’、なんで…?」




緑「亮ちゃんから此処に居るって聞いた。」




青「…そう」









亮…。









緑「…安子」









’大倉くん’は私の名前を呼んで一歩私に近づいた。









私は一歩下がる。









一歩近づいては一歩下がる。









そんなことを繰り返しているうちに、









─とんっ…









青「あっ…」









背中が壁についた。









私が戸惑っているうちに’大倉くん’の腕は私に伸びてきた。









そのまま腕を引かれると’大倉くん’の腕の中に閉じこめられた。









青「’大倉くん’っ…」




緑「’大倉くん’なんて呼ばんといて。」




青「え?」




緑「ごめんな、不安にさせて。勝手に綾音と出掛けたりして。」




青「っううん!!私が馬鹿やっただけやねん!!私なんて大したことないのに…たっちょん、の彼女になって…」




緑「ちゃうっ!!」









たっちょんが大きい声を出したから吃驚してもうた。









緑「…安子は勘違いしてんねん。俺が一番大事にしてるのは誰か知ってる?」




青「…そんなん、幼なじみちゃんに決まって…」




緑「安子や。」




青「え…?」




緑「俺が″今″一番大事にしてるのは安子。」




青「たっちょ…」




緑「ごめん、安子のこと不安にさせて。」




青「…良いよ。でも、わがまま一個聞いてくれる?」




緑「ん?何?」









たっちょん。









青「…″これから″も愛してね。」









私がそう言うともっときつく抱き締められた。









青「たっちょん、苦し…」




緑「安子愛してる。一生離さへん。」









…すばちゃん。私も幸せになれました。









fin.



めっちゃ長かった…。

連続で倉安メインだったので、次はまるすばメインにします。

あと、良ければリクエスト…((


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