キャンジャニ∞の騒がしい日常【小説】

性悪女VS性悪女 ページ10

美紀side


生徒会室で咲耶ちゃんと優雅にお茶を楽しんでいると、アリスとすば子が走りながら生徒会室に入ってきた。




「あらまぁ……」と咲耶ちゃんは驚いた様子。



！そういえば……





「咲耶ちゃん、ローズティーをどうも。横子に用があるからまた今度ね？」





そう言ってお茶会をお開きにし、ある資料を手に横子の元へと向かった。




「ねぇ、横子。今…良いかしら？」


一年生の入学記念ダンスパーティの紙を持った横子に話し掛ける。




「あ、美紀。良いわよ。どうしたの？」



横子達が生徒会室でも口調を変えていないのは、ファンに盗み聞きされているかも知れないから。





「これ、新入生の中から生徒会に入るメンバーが決まったから…」

そう言って横子に資料を見せる。



「流石は美紀。情報網が広いわね…じゃあ、放送で伝えてくれない？」




「えぇ。分かったわ。安子ちゃん！」



章ちゃんを呼ぶ。





章ちゃんは丸ちゃんと話してたようで一瞬ビクッとして直ぐに私の元へ駆け寄る。





「美紀様、どちらに行かれるんですか？」




私より背が低いから自然的に上目遣いになる章ちゃん。




可愛い！





「新入生の中から生徒会に入るメンバーが決まったから放送で伝えにいくの。」



そう言い、章ちゃんにも紙を見せる。





「錦子ちゃんと倉子ちゃん、沙緒ちゃん、美咲ちゃんか……」






「錦子と倉子は章ちゃん達と同じ理由。沙緒は……私が入れたいだけよ。まぁ、理由は章ちゃんが一番分かってるわよね？美咲は……何となく？」





「何となく？って…(笑)」




だって私、聞いてないもの。






「ほら、行くわよ？安子ちゃん♪」




「あ、はい！み、美紀様!!」


そーんな会話をしている内に
放送室に着き、マイクに電源を入れる。






ピンポンパンポーンと言う放送の合図が鳴った。



恐らく皆は歩く足を止め、お喋りを止め、放送が流れている方に注目しているで有ろう。





「皆さん、生徒会会計の城宮 美紀です。え〜、新入生の中から生徒会に入る子が決まったので発表します…一年八組の錦子さん、倉子さん、沙緒さん、美咲さんです。以上の４名は後で最上階にある生徒会室に来てください。」


さぁ…この中に私のお気に召す後輩は何人いるかしら

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