キャンジャニ∞の騒がしい日常【小説】

さっさと済ませよう！ ページ26

ありすside


部屋に着いて


「錦戸くんは、早く行きたいみたいだから、さっと説明するね？」

いつも通りの話し方に戻して、二人を見る



「ここが、私たちの部屋で、ベッドはそこに３つあるから、好きなのを使って、お風呂場はここにもあるし、大浴場もあるから。えっと、あとは〜キッチンがここでしょ？それ以外のスペースは各自使って良いから。ま、最初の説明としては、これくらいかな？」

私は、さっと説明をした



こくこくっと頷く大倉くん


沙緒ちゃんのことが気になって、説明が頭に入っていない錦戸くん


楽しい日々が待ってそう




「錦戸くん、早く沙緒ちゃんのところに行ってあげな？こっちは良いから」

錦戸くんを促すと、彼は感謝するように深々と頭を下げて、急いで来た道を帰り始めた


本当に沙緒ちゃんが好きなんだなー


そう思いながら、その後ろ姿を見ていると



「あの〜ありす先輩？」

大倉くんが声をかけてくる



「ありすで良いよ？それとため口で良いからね？」

私は大倉くんの方に向き直り、答える



「じゃあ、ありすな。俺も何でもええから｣

と答える大倉くん


ん〜大倉くん･･･


｢じゃあ、くら！もしくは、忠義！｣

もしかしたら、ヤキモチ妬かせるチャンスがあるかもしれないし！


その読みが分かったのか、くらは、笑顔で頷き、

｢ありす、腹減ってへん？」

荷物の中を漁りながら、尋ねてくる



「朝食べてないから、空いてるけど。」

私は正直に答えた



「なら、ちょうどええ。」

くらが、エプロンを取りだし、着替える



えっ⁉何か作ってくれるの？

私が驚きながら、くらの行動を見ていると



「大好きなありすのためやもん」

ニコッと、こちらに微笑みかけて、キッチンへと向かった


少しドキッとしたのは、内緒にしておこう

裕くんに怒られちゃうから

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