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やがて照明が落とされ、この空間が暗い闇に包まれる。
映画が始まった。
映画の中の男の人「ユナ…愛してるよ」
映画の中の女の人「私も…」
映画の中の男の人「キス…しよっか」
巨大なスクリーンの中の男女の顔がどんどん近付いていく。
あと5cm…
3cm…
1cm…
急に、目の前が暗くなる。
『ん…』
大事なシーンなのに見れなかったじゃん…
そう思ったけど、唇に柔らかい感触。
ジョングクにキスされていることに気付いて、一気に顔が熱くなる。
恥ずかしくて、この後の映画の内容がひとつも頭に入らなかった。
まぁ、映画も終盤に差し掛かった頃には忘れていたけれど。
JK「この映画、初っ端からキスシーンとか凄いよね」
『初っ端からキスしてきたジョングクも凄いよね』
JK「え、だめだった？」
『もちろん！私は映画ちゃんと見たかったのに』
JK「ごめんって〜したくて仕方なかったんだよ」
そんなこと言われたら何も言い返しようがない。
私だってそういうことあるし？
実際この小説の1話から我慢できなくなったジョングクにキスしてたし？
んへへ((
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作者名：キャベツ野郎 | 作成日時：2020年3月19日 14時
