満月の夜 、きみとふたり (ar×cn) ページ17
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ar side.
ar「 … ん ……… なんだぁ ……？ 」
夢から現実へと引っ張られるような強い光に重たい瞼を開ける 。
こんなこと初めてで窓の外を見ると 、まん丸な月が周りの星の光を消すくらい輝きを放っていた。
すぐにカーテンを閉めようと腕を伸ばせば 、あっ 、と思い出す。
ar「 そっか … 知念泊まりにきてたんだった 、」
俺の隣りでスヤスヤ眠ってる知念 。
ar「 ふふ 、かーわい … 」
俺の手をぎゅっと握って腕に抱きついてる知念はそこらへんの女よりめちゃくちゃかわいい 。
俺と知念は同僚で 、兄弟のように仲がいい 。
だけど 、
それ以上の 、感情もあって 。
おかしいだろって？
まあね 、それはちゃんとお互いわかってる 。
アイドルが 、ましてや同性同士だなんて 、バレたら確実に致命傷だ 。
いろんな人たちに迷惑がかかるから 、この気持ちを言葉にはしない 。
それが俺たちの決まりごと 。
事の始まりは 、俺が体調を崩したのがきっかけ 。
長丁場の仕事が終わり 、とことん体調が急降下していった俺を 、看病してくれたのは知念だった 。
知念だって 、今が一番忙しいはずなのに 。
知念の優しさに触れて 、先に落ちたのは俺 。
その後は俺の頑張りというか 。猛烈アタックしまくった 。
その時はガキだった俺 。
知念が俺に心を許すことで受ける代償に恐怖していたなんて 、全然知らなかったんだ 。
でも俺らだってロボットじゃない 。わかっていても 、止められないことだってある 。
ふたりだけの秘密にしよう 。
そのひと言で 、俺らの 、あたたかく切ない関係はスタートした 。
色恋沙汰には厳しい世界 。
知念の不安を全て取り除いてやりたいけど 、そんなの不可能で 。
無理してんのかな 。知念のことだから 、いっぱい我慢とかしてんだろうなぁ 。
俺だって 、嫉妬しまくってんだもんな 。
ar「 あんまり無理すんなよ…？ 」
そう言って知念のやわらかい頬に小さくキスをする 。
cn「 ん … だいきぃ … 」
ar「 あ … ごめん 、起こした？ 」
cn「 んーん … だいじょーぶ …… 」
ar「 まだ夜中だから寝ていいよ？ 」
cn「 … ね 、さっきの … 」
ar「 … 嫌だった？ 」
cn「 ちがう 、するならこっち 。」
唇を俺に向かって尖らせるこの小悪魔は …
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めの(プロフ) - オレンジと赤レモンさん» コメントありがとうございます。とても自分にはもったいない言葉です、、、リクエストは受け付けてないんです。本当に申し訳ないです！ (2017年1月20日 16時) (
レス) id: d5c4b4273e (このIDを非表示/違反報告)
めの(プロフ) - りゅうりん☆さん» コメントありがとうございます！その言葉が作者はとてもうれしいです、、これからも更新していくので楽しんでいってください！ (2017年1月20日 16時) (レス) id: d5c4b4273e (このIDを非表示/違反報告)
めの(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます！ありちねかわいいですよね！私も大好きです^o^ (2017年1月20日 16時) (レス) id: d5c4b4273e (このIDを非表示/違反報告)
オレンジと赤レモン - リクエストってダメですか？ (2017年1月19日 20時) (レス) id: e16fae0eb5 (このIDを非表示/違反報告)
りゅうりん☆ - 待ち人感動して涙腺が弱くなってしまいました！大好きな作品です！ (2016年12月28日 13時) (レス) id: 5a2c323b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めの | 作成日時：2016年10月24日 0時
