Love between childfood friend （m.j） (ページ44)

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「旅行？」

『そ、旅行。あ、翔くんとこも一緒だけどいい？車出してくれるって。』

「うん！行きたい！」

潤と旅行だなんて家族や修学旅行以外でははじめてだ。

『行くところは俺に任せてくれる？』

「うん。」

『ありがとう。』

そういうと潤の顔が近づいてきて…唇が触れる。
唇が離れると色っぽい潤がいて、私の制服のリボンに手をかける。

「潤…？」

『うん？

ちょっと前にさ、おふくろ出かけたんだけど。』

と、いうことは今、潤の家にいるのは潤と私だけ。

「そ、それって…その…」

『そ、致したいかな？』

確認した私の返事を待たずにリボンを引き抜くとシャツのボタンに手をかけていく。

「その…まだ返事してな…

『この間、ダメだったから…もう3週間も触れてない。』」

あ、そうだった。その日はその…女の子の日で…。
それから後は誰かいたり、受験前だったし、潤バイトでいないし…。

『なぁ、返事は？』

色っぽかった潤が今はムスッとしている。

「私も触れたい…。」

そう応えるのがやっとな私に潤が『制服だし萌えるな。』とかダークな潤が顔をだした。

奈々「それってさぁ、Aの誕生日も兼ねてだよねぇ。いいなぁー。」

「やっぱりそうかな？」

奈々「絶対そうって。いいじゃん、夜は2人きり…で、どこ行くの？」

「それは秘密だって。お兄ちゃんが車出してくれるからお兄ちゃんとこも一緒みたい。」

奈々「翔さん一緒でも、車以外は多分別でしょ？潤くんのことだから何か考えてそう。」

旅行が決まって次の日の昼休み、昨日の事を奈々に話してたら私が思ってること言うからやっぱり誕生日祝ってくれるんだなって。

私もどこに行くのか気になる…けど、、どんな服なら大丈夫か聞くのはありかな？

ー旅行に行くのにどんな服着てったらいい？

って送ったらすぐ既読ついて

ー歩くだろうから動きやすい服。足が見えたりするのはダメ。

そう返ってきた。

その日から潤がほぼ毎日バイトに入るようになった。
はじめの2週間くらいは我慢できたのに…。

バイトしても練習付き合うって言ってたのに毎日時間合わないし、ゆっくり話す時間って学校に行く前だし…あと1週間後に旅行なのに私の心は少しずつ冷たくなっている気がした。