Love between childfood friend （m.j） (ページ29)

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jun side

私のせい…

Aにそう言わせてしまったことに、自分の行動の浅はかだったなって思わされる。
ベッドから起き上がるとAも起きあがる。

「お兄ちゃんに言われたことあって…いつまで待たせんの？って。」

『そんなの気にしなくていいのに…ってのは今のAには負担になるかもだけど聞いてくれる？』

「うん。」

『俺はね、Aとこうして一緒にいられるだけで十分、幸せなのね。
そりゃ、翔くんやニノから言われることあるけどそれは俺の選択であって俺がそうしたくて今もそうしただけ。

でも、たまにたかが外れてAのこと物にしたいってなる時もある。けど、Aが俺とって時がそのタイミングだと思うから、さっきみたいに我慢もできる。
待つのなんて今までそうだったんだし、この先もずっといる予定だから焦らないでいいんだよ？』

そう伝えるとAが抱きついてきた。

「私ね…

潤とキスしてるとどんどん幸せな気分になって…その先ってなったとき自分がどんなになっちゃうんだろって。
一緒にいるだけで充分って思ってた、でも最近はその先に進みたい気持ちもあって…でも言ったら変に思われそうで言えなくて。」

『それって俺としたいってこと？』

「…うん。」

顔は見えないけど触れている身体から心臓がバクバクなってるのを感じると頑張って伝えようとしてんだなって。

『ありがと。て、そこまで思わせてごめん。
ならAはさ、もしかしてさっきしてもいいって思った？』

首に回された腕。されると思ってなくて驚いたけど、嬉しくて調子乗ってしまって

「…ぅん。ちょっとだけ。」

小さな声だけど確実に俺には届いていて

『そっか。ありがとう。

…すげー嬉しいけど今はお袋たちいるから…いない時な。』

誰かいるなんて集中できないし、Aの声が聞かれるなんて俺以外でありえない。

「うん、分かった。」

『今はこれだけな。』

触れるだけのキスをした。

『今から？』

あれから同じベッドでずっとひっついてくるAにソワソワしながらもなんとか寝て朝を迎えた。

トイレに降りて台所で水を飲もうとしたら、おしゃれに着飾ったお袋がいた。

母「そう、お父さんと映画見てくるから、お昼は適当に食べて。練習もたまには休んでデートでもしてきたら？」

『あ、あぁ。』

母「じゃ、夕方には帰るから。」

ルンルンで親父の待つ車に向かったお袋を送りだした俺の心は浮き足立っていた。