Love between childfood friend （m.j） (ページ3)

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jun side

ー『潤くん。

好き。』

『いや、お前に言われても。』

ー『お前って…失礼な。これまでの数々の手助けをしてきてやったのにさ。
酷いよねー、潤くん。』

『それに関しては感謝してるよ。

でも、ニノ。俺、男と付き合う趣味ない。』

ニノ『知ってる。俺も男は趣味でない。

やっとかー。てか、この流れはAちゃんの告白になるの？俺はやっぱり潤くんからがいいと思うよ。』

二宮和也。
俺とAの事を知ってる幼なじみであり同級生。

『いや、そこは俺から言うよ。』

ニノ『そっか、やっとかー。でも、もし違う告白だったらどうする？』

『…え。』

昨日あった事をニノに話していると、Aの話たい事ってのが告白なのか？って事になった。
過去にも話したい事あるって言われて聞いたら、翔くんのプレゼント選びに付き合ってほしいとか、ニノとも遊びたいとか、一緒に買い物に付き合ってほしいとか、この間みたいにクレープ食べたいとか…普通に言ってくれたらいい事とかなのに勿体ぶったりする。

ニノ『冗談だよ。今回は何の話か楽しみにしておこ。

もし別でも、潤くん告白すんでしょ？
頑張ってね。鈍感Aちゃんを手に入れるために。好きだけじゃダメよ。』

『ニノまで鈍感って…。』

Aはなぜか俺の気持ちには鈍い。
他の人の気持ちは汲み取るのは普通なのに。
俺が過去にAに想いを伝えようとしたことがないなんて事はなくて、好きって言った事も実はある。けど、向こうはお向かいさんとして、空手仲間としての好きだと思ってる。

俺の想いはAのまわりにバレてるんだけどなぁ。
だって翔くんだって気づいてんだよ？
なんでAに伝わんねーのかな。

ニノ『あ！話してる側からAちゃん発見。』

『どこ？』

屋上の隅から向こう側の校舎の廊下を歩いてるAを見つける。

ニノ『可愛いなぁ。』

『は？』

ニノ『ん？Ｊの心の声。

あ、奈々も一緒だ。』

俺で遊んでるニノがいて、Aの友達の奈々と話してるのを見てたら目が合ってこっちに手を振っている奈々とAがいた。