Love between childfood friend （m.j） (ページ19)

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『こんなところで言うのあれだけど、俺はAが俺とって思った時でないとダメだと思うから、手を繋ぐタイミングもその先も焦ってとか思わないし俺たちのペースでいいと思ってる。

だから、今日は今日で楽しもう？
俺、こうして2人でいれるだけでいいんだからさ。』

その言葉だけで潤くんが私を大事にしてくれているのが分かったし、焦らなくていいんだって思った。

正直、潤くんと付き合うようになって…その後その後を考えるとドキドキが強すぎて避けてた部分がある。
キスがあればその先もある…その知識がないわけでもない。
真面目すぎるとか言われるかもしれない…でも私は潤くんとただ一緒にいれるそれだけで幸せなんだ。

その事を潤くんが代弁してくれた、分かってくれてるんだってそれだけで心が満たされた。

「潤くん？」

『ん？なに？』

「ありがとう。」

『いえいえ。それよりさ、この後は2人で過ごさない？
俺の買い物に付き合ってよ。』

「うん！」

さっきの緊張なんてどこへ消えたのか…つい食べ過ぎてしまった。

『この後は別行動でいい？』

カズ『いいよ。な？』

奈々「うん、そのほうがAもいいでしょ？ごめんね、カズが。いつもは映画館であんなことしないからね。」

「いや、いいよ。私がビックリしただけ。」

『ってことで。また月曜ね。行くよ。』

「うん、バイバイ。」

2人に手を振って潤くんについていく。

『そろそろさ、靴変えようと思って。一緒に選んでくれる？』

「うん。」

私が選ぶよりもセンスのいい潤くんが選んだほうがいいと思うけど。

靴屋さんに着いてから靴しか見てない潤くん。
そんな潤くんに女の店員さんが声をかける。綺麗な人だなって…仲良さげに話してる姿にモヤモヤ…。

『ね？どっちがいいと思う。』

潤くんが手にしたスニーカーにこっちって指を指すと

『やっぱりね。』

じゃ、こっちくださいって店員さんに渡す。

靴屋さんを出てから潤くんの後をついていく。

『A？どうかした？』

「ううん。」

私が隣に来たのを見てまた歩きだす。

お互いの手が触れて『ごめん』って潤くんが謝った。
付き合ってるのに謝らせてる。

『なんか甘いもの飲もっか？』

少し先にあるスムージーのお店を潤くんが指差した。