Love between childfood friend （m.j） (ページ18)

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…確かに、この俳優さんの映画気になるとは言ったよ。
でも、4人で見るとか潤もいる中で見るとは聞いてないよ。
だって、キスシーンとかあるしこういうのは女の子同士でよくないかな？

って…隣でカズくんが奈々の肩抱いてるし耳元で離してるし。
潤くんに助けもとめようかと思ったけど、隣でポップコーンずっと食べてるし…

『…おい、A？』

「ん？何？」

『映画終わったけど。』

「う、うん。」

あれからどうしてたんだろうかってくらいボーッとしてて会場が明るくなったのも気づかなかった。

奈々「カッコ良かったよねー。」

って話す奈々の会話もどのシーンかなんて言えないくらい。
私、寝てないよね。。

奈々「ね、A聞いてる？」

「うん？何？」

前を歩く奈々とカズくんが振り返る。

奈々「パスタでいい？」

「うん。」

『A、大丈夫か？』

隣で歩く潤くんに心配されてるし…こんなんじゃダメだ。
デートなんだし楽しまなきゃ。
あ、これ初デートになるのかな？それなのに、ボケーっとしてて私何やってんだろ。

ー「いらっしゃいませ。4名さまですか？」

カズ『そう。』

ー「では、ご案内しま…」
『あ、すいません。2人ずつの席にしてもらっていいですか？』
ー「かしこまりました。お席少し離れますが大丈夫ですか？」
『全然、大丈夫です。

ってことだからニノ。』

カズ『ん、了解。』

奈々達と離れた席に案内されて向かい合って座る。

『何にする？

これとかどう？』

潤くんがメニューを指差す。

「シェアセットか、いいね。」

サラダ、ピザ、パスタ2人前ずつのセット。

『A、どれがいい？選んでいいよ。』

「いいの？じゃあ、これとこれは？
パスタは潤くんが選んでいいよ。」

『いいじゃん。俺が思ってたのと一緒。
パスタは…これ？』

「うん、それ食べたい。」

『あ、すいません。』

店員さんに声をかける潤くんを見ながら、潤くんとは好みが似てるよなぁって思う。

2人でいるとさっきまでガチガチだった私もふっと柔らかくなっていく。

『A？』

「ん？どうかした？」

『緊張しすぎ。

ニノ達見て変に意識してない？』

潤くんにはお見通しだったようだ。