告白 ページ29
キィッ 阿「ただいま〜……あれ?」
『おかえり、亮ちゃん!』タタタッ
阿「何か良い匂いするね、チョコ?」
『ふふふ…来て来て!』
阿「??……!こ、これAが作ったの!?」
『うん!………そ、そんなに心配しなくても大丈夫!』
阿「もしかしてバレンタイン…?ありがとう、手洗ってすぐ食べたいな。コーヒーお願いしてもいい??」
『!そう、バレンタイン!任せて…!!』
【Aちゃん、無理しないで。ホントに今回は気にするような事じゃないんだよ】
…今まで佐久間を付き合わせてきた。今度は…佐久間と撮られるかもしれない
私は2人がアイドルだという認識が薄すぎた
阿「いただきます。…………!ぇ、美味しい!!」
『!良かった…ふふ、えって言ったでしょ!』
阿「あ、いや、前も美味しかったけど…」
『お世辞はいらないです!私が食べてもまずかったもん、あれ…』
阿「あはは…でもほんとに美味しいよ!」
『…元気出た?』
阿「?うん、元気出た!いつも以上にね」
『迷惑かけてごめんね』
阿「……待って、もしかして」
『聞いたの、佐久間から。私が言わせたから怒らないであげてね』
阿「!!」
『亮ちゃんは私が気にするからって言わなかったんだよね。…ほんと、優しいよね』
阿「A、」
『このケーキ、佐久間にあげる用に作って余ったやつなの』
阿「え?」
【初めまして、俺は亮平。お兄ちゃんだと思って甘えてきていいからね】
【すごいすごい、合ってる!Aは飲み込みがはやいね】
【賞金取ってきた!みんなに内緒で美味しいご飯でも食べに行かない?】
『これ…亮ちゃん専用の』
阿「…開けてもいい?」
『うん』
阿「!ハート型だ、生チョコ…??」
…終わりにするんだ
『亮ちゃん、好き』
阿「…俺も好きだよ。作ってくれてありが『違うの』」
『違うんだよ、亮ちゃん。私達の好きの意味は…ずっと昔から、違ってた』
阿「…A?」
『好きです。……付き合って、くれませんか?』
嫌わないで
気持ち悪いと思わないで
分かってるの、亮ちゃんが私を妹として見てるのは
何も言わずに断って………
阿「……それは、違うと思う」
『は?』
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作者名:ふらり | 作成日時:2023年3月21日 11時