阿部家の天使は2.5次元の存在らしい【佐久間大介】 (ページ15)

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初めてのページ15

阿「えっ…………ライブ来るの！？」

『うん、だから佐久間に席用意してもらったの』

阿「そっ……か……え、佐久間！？もしかして連絡先交換した友達って佐久間…！？」

『ぁ。………うん。この前ちょっと…その、色々話すために交換して』

阿(佐久間とは仲良くなると思ってたけど…！！兄離れ……)

『…初めて行くから、よく分かんないけど……』

阿「…大丈夫。俺を見てて」

『！！……うん…！』

私は初めて、アイドルの阿部亮平を見にいく

11月27日

前日も亮ちゃんはライブだったから、メールでとりあえずおめでとうは言ったけど…佐久間と選んだプレゼントはまたライブ後かな

とか、思ってた

ﾜｲﾜｲﾜｲｯ

『………うぇ』

無理かも

「楽しみ〜！！！！！」

「ファンサ貰えるかな〜！？」

「阿部ちゃん誕生日だよ！」

亮ちゃん会場入れた??大丈夫?

A大丈夫!頑張ってね、亮ちゃん!!

ちゃんと見なきゃ

今までは……女の子に笑顔を振りまく姿が無理だった

でも、亮ちゃんが好きなものを私も好きになるんだ

ﾄﾞｯっ！音、でか…！

キャーーーーーーーーーー！！！！！！！！！

亮ちゃん

ねぇ、亮ちゃん

何でそんなに遠いところにいるの

お願いだからこっちを見て

ファンサなんてしないで

気持ち悪い、無理だ

やっぱり私は………

佐《盛り上がれええーー！！！！！！！》

『！』ﾊﾟｯ

あれ、目が

佐《楽しませてやるよ！！！》ﾆｯ

………私じゃない

私なわけが無い

だけど

……佐久間なら、見ていられそう

阿「A！」

『！亮ちゃん。お誕生日おめでとう…良かったのかな、係の人？にここで待っててって言われたんだけど…』

阿「ありがとう！俺が案内してって言ってたんだ。今日もう帰るんだよね？」

『うん。…カッコよかった』

阿「！……良かった。見ててくれたんだ」

『…これ』

阿「？あ、プレゼント…！ありがとう！！」

『うん、喜んでくれるといいんだけど…』

阿「………！スノードーム！！」

『…今までは実用性とか考えてたけど…たまには、良いかなって！…亮ちゃんはSnowManのこと大好きだから、それにちなんで…的な！』

阿「ありがとう、凄い嬉しいよ」

『良かった！！』

阿(…AがSnowManのことを話してくれる日が来るなんて)