はい? ページ34
『ごめんなさい』ペコッ
佐「頭上げて!?俺は気にしてない!!それよりあの後阿部ちゃんとは…大丈夫だった?」
『うん。もしアイドルを辞めた時に私にも亮ちゃんにも結婚したい人がいなかったら一緒に結婚しようってなった』
佐「そっか……………ん!?!!?!!」
『そうなるよね。あ、これあげる』
佐「いや、ちょ…何!?ほんとにどういうこと!?!」
『いいからいいから。それ開けてすぐ食べて…一昨日作ったやつだけど大丈夫かな』
佐「?……!!え、これ」
『バレンタイン。佐久間が帰った後、佐久間用も作っといたの。亮ちゃんにも食べてもらって美味しいって言って貰えたから大丈夫だと思う』
佐「!………ありがとう、マジで嬉しい」
『ふふ、推しからのチョコだから?』
佐「……Aちゃんからのチョコだから」
『…?』
佐 ハッ「いやマジで推しって天使だなぁー!!!いただきます………っウマ!!!!!」
『!良かった』
……私からのチョコだからって、どういう意味?
佐「美味すぎる……」
『…佐久間って何でも美味しそうに食べるよね。嬉しい』
佐「!?い、いやぁ、それほどでも…」
『あはは、なにそれ。………これからのことなんだけど。亮ちゃんへの気持ちは一旦、「兄」として…だっていうことに落ち着いた。だから…』
佐「!同盟も解消…ってことだよね!!Aちゃんが決めたことなら全然何も問題ない!!俺はただ推しの幸せのためにやってただけだから、これで俺たちの繋がりがなくなっても、これからもずっとAちゃんの幸せを願って」
『?何言ってるの??』
佐「え?」
『もう私たち連絡とり合わないの…??』
佐「え??だ、だって阿部ちゃんの同盟は…」
『あ、でもそうか…私が一緒にいるとこ撮られちゃったらまた迷惑かけるってなったんだった。…寂しいけど』
佐「寂しい!?」
『?…お友達だもん。寂しいに決まってるでしょ』
佐「…っお、俺で良ければいつでも飛んで行きます!!!」
『!す、凄い勢い…というか、何で敬語?……じゃあ、これからもお友達でいてね』
佐「!……うん」(友達………)
『でも外で会うのは避けた方が』
佐「っあーもう、やめだやめ!!」
ビクッ『何!?』
佐「騙すようなことは嫌だから言う!!」
『な、何を?』
佐「俺はAちゃんが好きです!!!」
『……………………はい?』
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作者名:ふらり | 作成日時:2023年3月21日 11時