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仕事を二本こなし､片付けを済ませて携帯電話を見るとメッセージが届いていて確認してすぐに荷物を持って走った｡
車に乗って向かったのは大我のアトリエで中に入るとすぐに後ろ姿を見つけた｡
大我はミシンの前に座って作業していて､その姿は真剣で俺は黙って見つめた｡
しばらく見つめているとミシンの音が止まり､少しだけ大我の体が前に倒れてすぐ側に向かった｡
『大我｡』
そう呼んで跪いて背中を摩ってやると視線がこちらに向いた｡
『...高地｡来てたんだ｡』
『部屋に置き手紙があって､お前の姿がないって慎太郎が連絡くれたんだ｡』
『...そっか｡』
『無茶するな｡まだ安静にしてなきゃいけない身体なんだからな｡』
『...わかってる｡』
そう言って大我は深く息を吐いた｡
『...分かってるけど､これだけはやらなきゃいけないんだ｡』
『...｡』
『...完璧に仕上げなきゃいけないんだ｡』
そう言って大我は姿勢を直した｡
『これが最後になろうと絶対にやらなきゃいけない｡』
『...｡』
『二度と同じことを繰り返したくない｡』
『...それは北斗のことがあったから??』
『まぁね｡』
そう言った大我は誰よりも芯が強く感じて､俺は手をそっと退けた｡
『...こんな大我､久しぶりだな｡』
『俺もそう思う｡』
『...敵わないな｡』
そう言って俺は立ち上がった｡
『...終わるまで待ってる｡程々にな｡』
『...ありがとう｡』
『写真､撮ってもいい??』
『ご自由に｡』
俺を見てそう言った大我は深く息を吐き､再びミシンと向き合って一気に集中力を発揮させて作業に打ち込んだ｡
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あい(プロフ) - コメント失礼します。泣けました。これからも頑張ってください！！ (2019年1月13日 6時) (
レス) id: 20d8e8453e (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 素晴らしい作品をありがとうございます。更新楽しみにしてます。 (2019年1月1日 2時) (レス) id: fd962043f2 (このIDを非表示/違反報告)
とまと - とても面白くて読み応えあります！更新が楽しみです！ (2018年11月29日 21時) (レス) id: 58ad9659bb (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます！応援しています！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 46ec5817d4 (このIDを非表示/違反報告)
藤菜 - 大我大好き！この小説とても面白いですね！頑張ってください！応援してます！ (2018年11月17日 4時) (レス) id: cd27931c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seri | 作成日時：2018年11月14日 10時
