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カフェの定休日の午後､試作の為に向かうと北斗が訪ねてきた｡
コーヒーを淹れて目の前に置くと､じっと見つめた｡
『...あのさ｡冷めるから飲んでよ｡』
『...ん｡』
そう言って北斗はカップを持ってゆっくり傾いていき､口が離れた瞬間に微笑んだ｡
『...美味しい｡』
『それね､大我がアドバイスしてくれたんだ｡』
そう言うと北斗はこちらを見た｡
『...京本が??』
『俺の為に頑張って無理してくれてた｡』
『...｡』
『俺の夢の為に｡』
『...｡』
『眩しい??』
そう聞くと北斗は目を見開いた｡
だけどそれも一瞬で､もう困ったように北斗は眉を下げいた｡
『...ジェシー｡』
『ん??』
『...分かるんだ｡京本が何を思ってるか｡手に取るように｡』
『...｡』
『...俺には､過去があるから｡ひとりぼっちになって､塞ぎこんで､人形のようにただそこに居るだけ｡』
『...｡』
『...毎日､側に居てくれた｡京本が居たから､俺は今ここに居られる｡』
『...北斗｡』
『...だからかな｡眩しいし大人だし､遠いなって思う｡』
『...でも､好きなんでしょ??』
『...｡』
『自己嫌悪に陥って遠ざけたけど､離れられないほど愛してるんでしょ??』
『...ん｡』
『待ってるんだもんな｡』
『...ん｡』
『俺は良いと思う｡北斗のそういうところ｡』
『...｡』
『だから｡』
そう言って俺は北斗の背中をポンっと叩いた｡
『自信持て｡』
『...ありがとう｡』
そう言って北斗の表情が少し緩んで､俺は微笑んだ｡
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あい(プロフ) - コメント失礼します。泣けました。これからも頑張ってください！！ (2019年1月13日 6時) (
レス) id: 20d8e8453e (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 素晴らしい作品をありがとうございます。更新楽しみにしてます。 (2019年1月1日 2時) (レス) id: fd962043f2 (このIDを非表示/違反報告)
とまと - とても面白くて読み応えあります！更新が楽しみです！ (2018年11月29日 21時) (レス) id: 58ad9659bb (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます！応援しています！ (2018年11月21日 23時) (レス) id: 46ec5817d4 (このIDを非表示/違反報告)
藤菜 - 大我大好き！この小説とても面白いですね！頑張ってください！応援してます！ (2018年11月17日 4時) (レス) id: cd27931c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seri | 作成日時：2018年11月14日 10時
