Reason-番外編- 【HiGH＆LOW原作沿】

クリスマスの魔法-1☆コブラ ページ13

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｢メリークリスマース！！｣



カランｯ



おそらく世界中が浮かれている今日

イトカンでもパーティーをしようと

ナオミさんに呼ばれて

浮かれながら登場した私




｢……あれ？｣




イトカンに入ると 中にいたのは




コブラ｢…テンション高ぇな…｣



いつもの席で雑誌を読んでいる

コブラさんだけだった






｢え？みんなは？！｣



クリスマスという魔法にかかって浮かれていた

数秒前の自分を恨んだ




恥ずかしい！！



コブラ｢ナオミは買出し。

他はしらねぇ…｣



コブラさんは素っ気なく返すと

また雑誌に目を向けた






あれ？

今日、クリスマスだよね？




コブラさん、素っ気な……



店内を見渡すと

クリスマスツリーや 赤と緑の装飾


カウンターには

サンタの帽子やトナカイのカチューシャなど



ナオミさんか二力が

用意したであろうグッズが置いてあって


料理も少し出来上がっていた




よかった…

勘違いじゃなかった…


ホッとした私は

目の前で雑誌を読むコブラさんを見た




｢…コブラさんが

クリスマス感ゼロなのがいけないんだ…｣




コブラ｢……？｣



聞いていたのか いないのか

コブラさんはこちらを見て 首を傾げている




｢……どうせクリスマスなんですから！

コブラさんも魔法にかかりましょう！｣




コブラ｢A…意味わかんねぇぞ…｣



カウンターに置いてあったカチューシャを

とると 半ば強引にコブラさんに付けた



コブラ｢…つけてどーすんだよ…｣



座っているコブラさんと 立っている私




当然 コブラさんは 私を見上げる形になって


上目遣いで 私を睨んでいるトナカイさん



自然とニヤけてしまっていた




｢…コブラさん…可愛いっ！｣



写真取っていいですか？！

っとポケットから携帯取り出そうとした時

パシッとその腕を掴まれた


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