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ゾロが我の声を遮っていう。



「どういう事だ。」


「今あいつに会えたことをラッキーだと考えるべきだ。…対策が打てるだろ」






「とにかくしっかり締めとけ…今回の相手は謎が多すぎる」


ゾロはそういいながら腕に包帯を巻いている。


こういう印をつけておけば、仲間を疑わずに済むわけだ。



ゾロにしてはいい案だな。一瞬偽物かと思ったぞ。(一言余計なんだよテメェ!!)



「おーい、ミヨー!包帯巻いてくれ!」


さぁ、やろうってときに、どーんと効果音が付きそうなくらいの威勢でルフィがこっちにやってきた。


「ルフィ、まだ巻いていなかったのか?」


「ミヨだってまだじゃん」



うっ……、


ジロッと腕を見られて思わず息詰まる。



「じゃあミヨの包帯、おれが巻く!」


「え、いや、別に、自分でできるのだが」


「いや!おれが巻く!」


断ってもルフィが譲らないので、仕方なく腕と包帯を出すことに。


いつも大雑把なルフィにしては慎重に、おとなしい手つきで我の腕に包帯を巻いていく。


顔も真剣な表情だ。



思わずジーッと見てしまう。



「おーい、ミヨ?できたぞ。」



ルフィが声をかけてきて、ハッ!と気づく。


それと同時に。


「ほいっ」


今度はルフィが包帯と腕をだしてくる。


不本意だが巻いてくれたので我も包帯を受け取った。


くるくるっと二、三周くらい包帯を巻くとキュッと結ぶ。


なるべくキツく締めておかないと、ルフィの場合よく動くので直ぐに取れてしまうかもしれない。


「よし、できたぞ」


「おっ、ありがとな!ミヨ!」



と言ってルフィは包帯を嬉しそうに見る。


包帯を巻いただけなのに何故嬉しそうなんだ?


皆とお揃いだからか?


((あんたに巻かれたからだよ!!))




「それとよォ、ミヨ。クロコダイルはおれがぶっ飛ばすんだからな。手ェだすなよ」


貴様は隅に置けないな。


仲間のこととなると我は自我を失うかもしれない。

そうなると、我慢できずに我はクロコダイルを殺してしまう。

ルフィはそれを見据えている


「まったく……、貴様は何でもお見通しだな。」


分かった。とルフィに微笑んだ。





「よし!とにかく、これから何が起こっても左腕のこれが

仲間の印だ」


皆で印をつけた腕を出して、確認する。


これさえあれば、何も怖くない。





「…………じゃあ上陸するぞ!!!




メシ屋へ!!!!あとアラバスタ」





「「「「「ついでかよ!!!」」」」」

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作者名:アップルパイ | 作成日時:2017年11月22日 15時

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