ハニーシロップと夏怪獣（Yuri.C）

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光「おっせーよお前ら！Aは可愛いから許す！でも有岡はブサイクだからマジ許さねぇ」

大貴「いや、これでも最速で帰ってきた方よ？ていうか最後の余計な一文なに？俺にも感情ってもんがあるんだけどさ、」



2人を無視してさっさと居間に入ったら、視界がキラキラ。ご馳走の数々。



涼介「どうよ、涼介スペシャル」

「ひれ伏したくなる…」

涼介「苦しゅうない」

「ははぁ…」

涼介「ひかるんち無駄に食材多いからさ、助かったわ」



爽やかスマイル…
この蒸し暑い中、よくもまぁ一人でここまで…


ちーちゃんなんて丸まってゲームしてるし。



流れる汗をすぐ近くにあったティッシュでぽんぽん拭いてあげたら、「ありがと」ってふにゃ笑顔。
涼介のこの甘々スマイルに弱いんだ〜私。



光「ちょい、おいおい、今の俺の前でイチャイチャしてみろ、世界最速で天罰くだるぞ」

侑李「…ひか、超めんどいヤツになってきてるからやめなよ」

光「！知念にそんなこと言われたら俺、生きていけ」

涼介「はーいご飯冷めるから食べますよ皆さーん」
「はーい！」



さてさて。ひかも大人しく席について、各々目当てのお酒を開封して。



光「…コホン。えー、皆さま本日はこの猛暑の中お集まりいただきありがとうございます。」

涼介「なんか長くなりそうだな」

侑李「ひか、自分で音頭とるの虚しいからやめよう」

大貴「A行け」

「え、私！？」




突然のむちゃぶり、期待の眼差しに焦る。




「え…っと、まあ、その、…とりあえず、心中お察しします。」

涼介「…葬式？」

「えー、あれです、まずは、久々のフリーを楽しんでいただけたらなと。恋は一旦お休みということでね、」

大貴「Aの挨拶もなかなか長くなりそうだな〜」

「…んも〜、悪かったねまとめるの下手で！もうどうでもいいもん！カンパーーーーイ！！」

光「がはっ、なんだそれ！まぁいいか！」




カンパーイ！


がしゃん、アルミ缶同士ぶつかり合う音と



ごく、ごく、アルコールが通過していく音。





楽しい？宴が始まった。


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