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宏太「いや〜申し訳ない!図々しいけど、お言葉に甘えさせてもらうね」
薮宏太と名乗った彼の正体
ちーちゃんが言っていた、雑学おじさん。従兄弟さんだった。
宏太「サプライズで来ようとすると、こういうハプニングが起こるからな〜。やっぱり事前の予約が必要だね?」
「ふふ、ですね」
氷をたっぷり入れたグラスに注いだ麦茶を出すと、宏太さんは心底ありがたそうにそれを飲んだ。
汗ばむ首筋が、この猛暑を分かりやすく物語っている。
宏太「はー、本当にありがとね。ここで涼ませてもらえなかったら多分脱水になってたわ」
「いえいえ、」
宏太「あ、言っておくけど何もしないからね!僕は安全なおじさんですから」
両手を挙げながらあははって笑う彼が、
「ていうか何かしたらアイツに暗殺されるわ」と意味不明なことをこぼした。
アイツって?
私のその質問をはぐらかした彼の傍らには、小さな紙袋が置かれていて
きっとまた、ちーちゃんにお土産を持ってきたのだろう。
宏太「Aちゃんのことは、侑李から時々聞いてるよ」
「そうでしたか」
宏太「仲良くしてるお隣さん。学部も一緒なんだっけ?」
「はい。ちーちゃ、…知念くんには、とても良くしてもらってます」
宏太「それはそれは、…いやー、ほんと、あんな子がねぇ…」
時々意味深な発言を挟んでくる宏太さんのその表情は
小さな子を見るような、見守るような、
なんだか物凄く、優しい表情だった。
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きゃめる(プロフ) - めちゃくちゃお話好きです!!!更新大変だと思いますが、頑張ってください!応援してます(o^^o) (2018年8月27日 1時) (レス) id: 4f69638b1d (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - こんにちは、知念担です! (2018年8月27日 1時) (レス) id: 4f69638b1d (このIDを非表示/違反報告)
陽月(プロフ) - 追伸、私はがっつりリア恋枠ですが、全然想像とかけ離れてなんかないですよ!相手や周りには「え?僕は別に」って隠すけど、微妙に隠しきれてなかったり、陰で悶えてるとか、どちらかと言うと、正に!って思いました(^^)パート2も楽しみにしてます!! (2018年8月21日 21時) (レス) id: a2dda5cfec (このIDを非表示/違反報告)
陽月(プロフ) - ぐあぁーー!ちーちゃんの、し・た・ご・こ・ろ!!(もっと頂戴)← 変態大歓迎です!← って、本当にほぼ毎回コメントしてしまってますが、どうしてもこの興奮と感謝を伝えたくてですね!ウザかったら言ってください 笑 次のお話まで悶えて待ってます← (2018年8月21日 21時) (レス) id: a2dda5cfec (このIDを非表示/違反報告)
hy8(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます!既にちーちゃんに悶えてるのに、これからのちーちゃんがたのしみすぎて今後じぶんがどうなっちゃうか若干心配です。笑 更新がんばってください!楽しみに指咥えてまってまーす! (2018年8月21日 20時) (レス) id: b2e047b4f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおい | 作成日時:2018年7月21日 21時