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前半荷物を見守っていた私のお腹は、もうすっかりぺこぺこ空っぽで
それに加えて、海の家でごはんを食べるのは初めてで、妙に特別に思えて
「ロコモコは諦めよ。焼きそば…あぁでもカレー食べたいかも…」
私の優柔不断さをますます加速させていた。
ちーちゃんと花ちゃんは、ふたりとも顔に似合わずソッコーで看板メニューのラーメンを頼んでいる。
大貴「食いしん坊だな〜お前は」
迷う私の横で、大ちゃんが腕を組んでニヤニヤ。
「食べることが生き甲斐だもん」
大貴「それ大学2年生が言うことか?」
はははって笑ってから、んーって下唇を持ち上げるように動かした。
大貴「じゃあさ、俺カレーにしていい?」
「え?カレーはみんなのものだから私の許可とらなくても」
大貴「わははっ!ちげーよ!そうじゃなくて、
俺がカレーでお前が焼きそば。だったら両方食えんだろ?」
「あ…うん、」
誰に対しても寛容で優しい彼の言動にはいつも、モテ要素が詰まっている。
かく言う私も、そんな彼に時々落ちそうになるっていうのはヒミツ。言ったら調子に乗るのが目に浮かぶ。
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花「ずずずっ、…んー!おいしーー!」
ちーちゃんも大ちゃんも、花ちゃんの男前な食べっぷりに驚いていた。
ギャップがありすぎる花ちゃんの言動もまた、すべてが恋の落とし穴に思える。
「…んま!!!」
私も彼女の食いっぷりに負けじと、塩焼きそばを口いっぱいに頬張った。
侑李「ふっ、ハムスター」
正面に座るちーちゃんが笑った。恥ずかしいけど、嬉しい。変な気持ち。
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きゃめる(プロフ) - めちゃくちゃお話好きです!!!更新大変だと思いますが、頑張ってください!応援してます(o^^o) (2018年8月27日 1時) (レス) id: 4f69638b1d (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - こんにちは、知念担です! (2018年8月27日 1時) (レス) id: 4f69638b1d (このIDを非表示/違反報告)
陽月(プロフ) - 追伸、私はがっつりリア恋枠ですが、全然想像とかけ離れてなんかないですよ!相手や周りには「え?僕は別に」って隠すけど、微妙に隠しきれてなかったり、陰で悶えてるとか、どちらかと言うと、正に!って思いました(^^)パート2も楽しみにしてます!! (2018年8月21日 21時) (レス) id: a2dda5cfec (このIDを非表示/違反報告)
陽月(プロフ) - ぐあぁーー!ちーちゃんの、し・た・ご・こ・ろ!!(もっと頂戴)← 変態大歓迎です!← って、本当にほぼ毎回コメントしてしまってますが、どうしてもこの興奮と感謝を伝えたくてですね!ウザかったら言ってください 笑 次のお話まで悶えて待ってます← (2018年8月21日 21時) (レス) id: a2dda5cfec (このIDを非表示/違反報告)
hy8(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます!既にちーちゃんに悶えてるのに、これからのちーちゃんがたのしみすぎて今後じぶんがどうなっちゃうか若干心配です。笑 更新がんばってください!楽しみに指咥えてまってまーす! (2018年8月21日 20時) (レス) id: b2e047b4f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおい | 作成日時:2018年7月21日 21時