37. Daiki ページ37
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大貴「ま、まってまって、いったん落ち着こうか」
慧「うん、大ちゃんがね」
大貴「待って、うん、待ってるよね」
慧「だからさ、惚れてんだろ？」
目の前のいのちゃんが、わざとらしくキメ顔をしてくる。
大貴「…いつから、気づいてたの」
慧「わかんね」
慧「でも、めし食いに行った時の話してるときはすげぇ楽しそうだし、美味しそうに食べるんだわ〜ってうるせぇし」
大貴「………」
慧「いちいちちゃんとリアクションしてくれるから話してて楽しいとか、可愛いよな〜とか」
大貴「…もういい分かった。あの、一応確認だけど、いのちゃん以外も気づいてたりする？」
慧「いや〜、大ちゃん俺とふたりになるとその話し始めるからさ。」
そんなに俺のこと好き〜？ってにこにこするいのちゃん。
とりあえず他にはバレてないみたいで一安心。
慧「で、好きって認めたってことでいいのね？」
もうこれ以上の抵抗は無駄だ…そう思って俺が小さく頷くと
そこからはもう、ここ最近までのことを根掘り葉掘り聞かれて、俺も話したいだけ話した。
…
大貴「…って感じ」
慧「いやぁ、その電話の話は笑えるわー！」
大貴「やめろよ、事故だ事故」
Aちゃん、奇跡的なタイミングで寝ちゃうんだもんな…
そんなところも可愛いよ、なんて。
慧「…で、」
大貴「ん？」
慧「Aちゃんみたいな妹いたらいいのに、って？言ったんだっけ？」
大貴「あぁ…うん」
肯定した途端、ぽかーんと口を開けるいのちゃん。
慧「…なんていうか、大ちゃんがそんな失言するの珍しくね？」
大貴「……だよなぁ」
口が滑ったのか、気があるのをごまかしたかったのか、つい言ってしまったあの言葉。
ただあの一言は、かなりやっちまったと自分でも思う。
人に指摘されればなおさら。
もしあの時点で、Aちゃんが俺に好意を抱いてくれてたとしたら…
大貴「……あーあ、バカかよ俺」
慧「まぁ、なんとかなるさ。」
慧「秘密にはするけど、下手な介入するつもりもないから。見守ってるね。」
そう言っていのちゃんは、コップの中の氷をひとつ、口に含んだ。
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はっちゃん - はじめまして!とにかく大ちゃんが可愛すぎて、カッコよすぎてキュンキュンしました!! (2020年1月4日 15時) (
レス) id: 0d57913dc4 (このIDを非表示/違反報告)
あいりんぐ - 下で「お話」が「おはまし」になってました…恥ずかしい…！「おはまし」ではなく「お話」です！ (2017年4月2日 20時) (レス) id: b69586095a (このIDを非表示/違反報告)
あいりんぐ - 6ページでメインの有岡さんが出てきた瞬間にやけました笑 あぁ、恋って甘いですね。胸キュンが止まりませんっ！これからもあおいさんのお話楽しみにしてます！あおいさんのおはまし大好きです！！ (2017年4月2日 20時) (レス) id: b69586095a (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - ハルジオンさん» コメントありがとうございます！特徴ちゃんと捉えてますかね…！そう言っていただけて本当に嬉しいです(;_;)！！！ (2016年10月30日 19時) (レス) id: 11876dc396 (このIDを非表示/違反報告)
ハルジオン - どきどきしすぎて…心臓がやばいです。作者さんBEST兄さんの特徴を捉えるのが上手で、本当に想像できます！！感動です！！！笑 (2016年10月27日 0時) (レス) id: e905434a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい
| 作成日時：2016年3月28日 19時
