恋は砂糖でできている。（Daiki.A）

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光《弁当ありがとう》

光《今日どっか行くんだっけ》


《うん、パフェ食べに行く！》


光《まあ、ゆっくりしてこい》


《ありがとう！》


光《あんまり早く帰ってくんなよ》


《え？なんで？ひどくない？笑》


光《とにかく、ゆっくりしてこい。これ命令。》





ひかとのトーク画面をぼんやり眺める。



とりあえず早い時間に帰ってきてほしくないらしい。




また彼女でも連れ込んでるのかな、


あれ、でも別れたって言ってたような





まぁいいや。





もう今は、パフェのことしか頭に無いや。



糖分糖分。









＊









20:34




ロック画面に浮かび上がる現在の時刻を確認する。



思ったより早い解散になってしまい、お店の場所も場所だから時間をつぶすあてが無かった。



…帰っていいかな。





と言うより、もうドアの前なんだもん。


いいよね。私の家だし。



そうだ、都合悪いならリビングにでも引っ込んでればいいじゃない。









ドアを開けると、




うち何人家族だっけ？


と思ってしまうような靴の数。







親にただいまを言って2階に上がると、

ひかの部屋の扉がそーっと開いた。





「？？」






隙間から、パッチリとした目がこちらを覗くようにして見ている。




と、次の瞬間









慧「帰って来たあああ！！！」



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