オワリにしよう。2（Daiki.A）

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「へぇ……」

「なるほどねー」


いやな顔してる、すっごくいやな顔してる…！




「有岡くんのこと好きなんだー！」


あっはっはっは、
ふたりして嬉しそうな顔してるし！




A「違うって、違う違う！」

「いや散々盛大な独り言聞かされて今さらそう言われてもねー？」

「どおりで飲むペースおかしいわけだ。今日飲みすぎだよあんた」

A「有岡くんみたいなこと言わないで！」

「出たー。もう今日何回有岡くんって言うかカウントしてあげようか？」



面白がられている……


恥ずかしくてしにそう、今すぐ消えて無くなりたいくらい…！！





．





そこからはもう、
いつから好きだったのかとか、どこが好きなのかとか、根掘り葉掘り。


飲まされ、喋らされ、

まぁでも。ちょっとスッキリしたような。




．





「あと30分だわー。早いねー」

「ちょっとAので盛り上がっちゃった」

「もう一軒行っちゃう？」

「あ、ごめん。これから彼氏の家行きまーす」

A「きーー！このリア充め！」

「あんただってある意味リア充でしょ！」

「えー、いいなー。私もかれぴに連絡してみようかなー。」



とか言って電話かけ始めた。
もしもしー？ゆうくーん？って声が変わった…ひぃ…！！


これだから一人だけ彼氏ナシは辛いんだ…




「あ、そういえば今日男子も同期会してるんじゃなかった？」


彼氏と電話中の同期が私たち二人の会話に反応して、うんうんって頷いてる。




A「そうなんだ…」

「会いたいなぁ…って思っちゃった？」


心読まれてる…！


「図星かい」



「連絡してみたら？」

電話を切って、にやにやしながら言ってくる。


A「いやいや、向こうも飲んでるんでしょ？きっと男子はまだまだのむよ〜」

「Aちゃん。残念なお知らせがあります」

A「なーに」

「私、かれぴが迎えに来てくれることになりました。この人も、かれぴの家に行きます」

A「えぇどうぞどうぞ、お幸せに」

「べろべろのあなたを送れる人がいません…！」


……うぅ、寂しいよぉ…


お酒飲むと人肌恋しくなるのって、私だけなのかな…



「まぁタクシー呼べばいんだけども」

A「やっ。歩いて帰れる距離だから。節約節約〜」


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