オワリにしよう。2（Daiki.A）

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「店舗少ないにしても、全国チェーンだからな。北海道にもたしかあったよな？」

「あっちの支社に仲いい奴がいんのよ。俺そいつに声かけてみる」


A「あの、いいんですか…？そんな、」


「俺らも結構悔しい思いしたからさ、リベンジっていうかなんていうか。お前がすごい頑張ってんのは見てて分かってたけど、手伝いようなくて」


「そしたら有岡が店舗調査の情報くれてさ！な？」





まぁ…って照れくさそうにする有岡くん。



前にもこんなことがあったような……





あぁ！ユウヤ犬プレート！！




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「ここまできたら絶対落とそう」

A「はい。よろしくお願いします…！」



東城さんと宮西さんがデスクを離れた後、私は改めて有岡くんにお礼をしようと思ったんだけど


恥ずかしいのかなんなのか、わざとらしいくらい真剣にデスクに向かっている彼。多分照れ隠し…？





A「ねぇ有岡くん。何から何までありがとう、本当に」

大貴「俺は何にもしてないよ」

A「……素直じゃないねぇー」




うふふ、って笑う私の横で、有岡くんがちょっとカッコいい声で言った。


大貴「……頑張ろうな」

A「…うん！」




時々、有岡くんが年上なんじゃないかと錯覚することがある。


それは多分、唐突に見せつけられるこの兄貴っぽさのせいなんだけど




…あぁ、だめだめ。

今は仕事に集中しなきゃ。




せめてこの大仕事を終えるまでは、冷静に！
頑張れ、私…！


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