ハロー、ハロー、届きますか？

日記:25日目 ページ30

『や〜くさん！！』


　夜久「……」


　小鹿野「Aちゃ〜ん！俺達とやろーぜ〜！」


　強羅「…そうだ」


　黒尾「そうよ〜そんな素直じゃない夜久さんなんかよりコッチきなさいよ〜！」


　木兎「黒尾、声変だぞ！！」


　黒尾「ぼっくんは黙ってて」


　澤村「そうだぞ〜！コッチ来いよ！」






只今、夜でございます。

私達バレー部員は花火をしております。夜久さん誘ってキャッキャしたかったのですがごっつい主将の皆さんからお誘いがきました。

なんだかんだで仲良い主将達。

この前の合宿なんて主将達(+赤葦、菅原さん)でババぬきしてたもんね。




　『じゃあ、お邪魔しよっかn…』


　夜久「ああああー、ンンッ！！！…どうした？A」


　『あ！夜久さん！！花火一緒にやりませんか！』


　夜久「別に良いけど」


　『やった〜！花火持ってきますね！』




夜久さんがOKしてくれた！

嬉しいしかわいいしもう好きでしかない！





　黒尾「やっくんやるね〜！」


　夜久「は？なにがだよ？」


　黒尾「ナンデモナイデース」




*


周りはギャーギャー騒がしくてロマンチックとはほど多いが花火を見る夜久さんを間近で眺めることができて幸せである。

いや、本当に好きなんだよなぁ…。

そのときバチッと視線が合った。吸い込まれそうなキレイな瞳には花火のカラフルな光と花火をもつ私。



　夜久「…好きだ」


　『！？？？や、ややややくさん？』


　夜久「花火が」


　『…それはないですよぉぉぉぉ！！！』



夜久さんはイタズラが成功したと言わんばかりに笑った。


一瞬ホンキかと思ってしまった……。

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