ハロー、ハロー、届きますか？

日記:10日目 ページ13

担任「来週からテスト期間入るから部活は停止です」





えええええええ！！

夜久さんに！アピールが！できない！

しかも……テストヤバイ。




*



　『研磨様ァァァァァァァァ！！！』




私は頼もしきこの友人に頼むことにした。

髪を染めているけど、ゲームばっかしてるけど。

勉強に関してはヒジョーに頼もしい！



　孤爪「…うるさいんだけど」


　『研磨様、お願いします。ただでさえ部活が停止なのにスマホを没収されては夜久さんとの交流が完全になくなってしまいます』(早口)


　山本「研磨ァァァァァァァァ！！」


　『山本もわかってくれるか！』


　山本「おうよ！！」


　孤爪「……ゲームの邪魔したら追い出すから、」







……ゲームしながらするん？？





*



　黒尾「Aチャン、俺が教えてあげよーか？」


　『え、大丈夫です』





食堂でパンをもさもさ食べる私を尻目に黒尾さんは「ふーん」と呟いてパックのジュースに口をつける。



　黒尾「俺、やっくんと海と勉強会するのにな〜残念だなぁ〜」


　『なぜそれを先に言わないんですか。行きます』


　夜久「ゲ、Aも来るのかよ」


　『ゲってなんですか！？ゲキかわいいの略ですか？』


　孤爪「…なに言ってるの……」


　『自分でもわかんなくなっちゃった』


　山本「じゃあ、部員全員でやろうぜ！」



意気揚々と山本が手を挙げる。

が、研磨は思いっきり顔をしかめて拒否した。



　孤爪「リエーフの面倒みるとか……ムリ」


　黒尾「それは申し訳ないけど芝山に頑張ってもらうしかないな〜」


　『………じゃあ、2、3年の秘密ですね！』





　犬岡「なにしてるんですか！！！」



　2、3年「！！！！！！！！！！」




怖かったです。

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