ハロー、ハロー、届きますか？

日記:3日目 ページ6

『研磨ぁぁぁぁぁぁぁぁーーー！！！』



　孤爪「………なにうるさいんだけど…」




只今、HR前。

私は宿題(英語の予習)を忘れてきてしまったのだ！



　『英語の予習みせてくだされ、研磨様』


　孤爪「また？べつに良いけど」



そうなんです。

研磨様はお優しいんです。


　『ありがとう！……あ、お礼に面白い話を聞かせてあげよう』


研磨はちょっとだけめんどくさそうな顔をしながらも「ハイハイ」と言い、聞いてくれるようだ！




　『前、弟がいるって言ったじゃんか』


　孤爪「前っていうか昨日だけど…」


　『実は妹もいてさ、中2の。てか、なんで弟だってわかったの？』


　孤爪「ただの勘」



やっぱりすご。



　孤爪「…でもAは末っ子だと思ってた」


　『それ、よく言われるんだけど褒めてるの？』


　孤爪「……………」


　『まぁいっか！それでさ、気になって英語の教科書みたんだけど』


　孤爪「(気になるってなにが)……うん」


　『英語の物語にでてくる男の子の名前に、ベンとジョーっていう人がでてくるの』



ここまで言うと、研磨はげんなりした顔をした。こういうとき、頭良い人はオチがわかるからつまんない。

いや、頭良くなくても関係ないか。これ


　『……いや、名前でベン、ジョーなんておかしくね？なんでそこを並べたよ』


　孤爪「時間かえして」


　『いや、ベンジョーやないかーい！！』


　孤爪「………早く宿題やったら、」


　『あ』

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