ハロー、ハロー、届きますか？

日記:22日目 ページ26

『つっかれた〜…』


　芝山「お疲れ様です！」


　『芝山かわいい。好き』


　芝山「え！？？」


　黒尾「コラコラ、芝山を困らせない」




地獄の合宿1日目。

なんやかんやで終わった。腕が痛い。下手したら選手よりも動いていたかもしれない。

夜久さんとも話せないし、なんて日だ！！！

もう今日は休業。受けつけません。



　『イダッ！』


そのとき、片付けたハズのボールが私の頭に当たって落ちた。不機嫌オーラ全開で後ろを向く。





　木兎「おー！すまん！お詫びにAもやろうぜ！ドッジ！！早く早く！」




そこには私の不機嫌オーラをものともせずに仁王立ちしている梟谷のエースがいた……。

お詫びにってなんだ。意味分かって言っているんですか？と口に出そうと思ったが、木兎さんの無垢な笑顔に押し黙る。




　灰羽「Aさん、あそびましょーよ！！」


　小見「来いよ〜！人数足りないんだ！黒尾も来い！」


　日向「願いしアース！」




なんでバレー部員がドッジボールなんだ。自主練習したらどうなんだ。それより私のライフはゼロである。

研磨、は……逃げましたねハイ




　木兎「だーかーら！！早く来いって！あかーしも強制！！」


　赤葦「………(七星、ごめん)」


　『………(許さん)』





その瞬間、腕を引かれてコートにひきづられる。コートの中にはだいたいの梟谷スタメンと烏野の変人コンビ、音駒の芝山、黒尾さん、福永。

芝山もどうやら捕まったらしい。優しい芝山は断れなかったのだろうか。





　木兎「あれ！？音駒少ないし、他校のやつらは！？」


　木葉「木兎に捕まる前に〜って逃げたぞ」


　木兎「ぐぬっ、ブロッコリーめ……！」


　猿杙「俺らも逃げたかったけど木兎置いてくワケにもいかないからね〜」








次回、バレー部員達の熱き戦いが始まる……！！

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