5 秘 密 。 ページ5
【 龍友side 】
――――第五章――――
いつも通りの朝。
____友達になってから月日は流れた。
春美はいっつも隣で笑顔を見せてくれていた。
でもなぁ、最近おかしいと思うことがあんねん。
_______気付いたことがあんねん。
それは彼女の腕にあるアザ。
手洗ってるとこ見てたら気付いた。
それもひとつやない。
いくつもや。
夏になっても 春美は 長袖。
アザを隠すためなんかな。
でも俺は触れないでおいた。
______彼女が触れられたくない、
___________かくしごと かもしれないから。
おれはそんな気がしてん。
_______でも、あの時俺は触れたかなあかんかった
と後悔することになる。
【 彼女side 】
―――――――――――――――――――――――
龍友と友達になってから結構たった。
下の名前で呼び合うのも普通になってきた。
最初はあんなに恥ずかしかったのに。
でもね。わたしには秘密がある。
秘密にしなきゃいけないことが。
頼りになる龍友くんにも言えない。
__________かくしごと。
80人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:# kwmr_ | 作成日時:2017年10月25日 21時