wrwrd、ら運営中心のbl中編、短編集ー！＊パート2

【kyord】ご主人!!　*紅蘭さんリク！ ページ17

( 前作からずっと待たせてしまっていた 紅蘭さんは、謝罪も込め、書かせて頂きます…！ )

( 飼い主kyo×特殊猫rd です! 特殊人って言う人の括りがあります(?) )

【kyosid】


kyo「たぁだいまぁー…。」

現在時刻 PM22:30。

rd「お帰りご主人！！」
kyo「あんま叫ぶなや…。」
rd「はっ、ごめんっ！！」
kyo「…。」

コイツは飼い猫のらっだぁ。捨て猫やって数年前に拾った奴。
…飼い猫言うても、人間と同じ食事で、猫耳と尻尾ある“特殊人”なんやけど。

kyo「はぁ…、もうええわ。今日どやった、?」
rd「居心地良かったよ、オムライス美味しかったし。」
kyo「お、マジか。レウさんに預けて正解やった。」

俺は仕事の帰りが遅いから、特に仲良い友人の三人に預ける場合がある。

特殊人については理解のある奴等で、らっだぁもそれなりに懐くから助かっとるんやけど…。

rd「でもご主人の方が良いー！」
kyo「ハイハイ帰り遅くてスマンな。」
rd「いや謝らなくて良いけど〜…。」

うだうだしている飼い猫を横目にリビングへ向かえば、焦った様に一緒に足を進めていて。

こういう所は本当好きなんやってなぁ。

rd「ご主人！！」
kyo「？」

耳をピョコピョコと動かしながら、此方へ向かって来た姿。手には何かが盛られたお皿が。

rd「これ、ご主人お腹空いてるかなーって思って！」
kyo「…はぇ。」

皿を覗けば、少し黒いハンバーグが数個乗っている。え、旨そう、…やし何で作れたん…？

rd「…あ、みどりくんと、レウさんと、コンちゃんがさ、作ってあげたらって。ご主人が帰ってくる少し前に帰ったけど…。ま、一緒に作ったんだよ！」

kyo「へぇ〜、凄いやん。…てか彼奴らが帰りに食べるなとか、帰宅するの何時になるとか しつこく聞いて来たんそういう事か…。」

ふぅ、と軽く 溜息混じりの吐息を吐けば、鳴りそうになる腹を抑える。

kyo「…昼から何も食って無いねん。嬉しい、有難うな らっだぁ。」

にへりと頬を緩ませては、そんな顔出来たのかとでも 言いたげな目線を送る飼い猫。

rd「…え、惚れた。」
kyo「あっそ。」

ぽっ、と頬を赤くさせる様子に素っ気なく返せば、少し歪な形のハンバーグをまじまじと見る。

kyo「…上手やん。」

ぽす、と頭に手を乗せ、耳の間を撫でてやれば ごろごろと鳴っている喉に 目を細め。

kyo「さ、食べよ。」

rd「！！…はわ…、ご主人大好きー！！」

ガバッ、と抱き着かれては、可愛いなぁ、なんて思ってしまう。


* ハンバーグは美味しかった。


( 更新頻度は落ちると思いますが、これからまた書いて行きます…!! )

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