三十三 ページ37
僕を見るなり少し警戒する……えっと…
けもみみ、の男の人
「万葉」呼びだからかなり仲がいいのだろう
ただ、僕の服の裾を握って離さない(寝ている)楓原を視認し
少し警戒を解いた。
なんと言うか、状況整理が上手い人だ
『…え、と…楓原のご友人、でしょうか』
？「あ、あぁ……お前は誰だ、？」
まだ少し疑っているのか、少し前傾姿勢で問う。
『僕は浅野と申します、えと、…、…楓原の……、友、です』
そういえば楓原と付き合う事になったんだよなと気がつき少し恥ずかしくなる
まだこんな余韻があったなんて…なんだか悔しい
だが公表するのは少し抵抗がある
……、別に僕が否定するわけじゃ無いけど、男同士なんだから。一応、ね。
？「友、……ふむ、俺はゴローだ！よろしくな浅野」
少し考え込んでから、考えが纏まったのかパッと笑うゴローさん
…やっぱりちょっと可愛いと思ってしまう
失礼かもしれないから言わないけど
ゴ「って、そうだ！万葉、万葉は大丈夫か、！？」
はっとした様にずいと此方に近づくゴローさん。
大丈夫では無いことは確かだ。
なんせまだ眉間にシワを寄せ苦しそうに眠っているのだから
『す、すみません、‥僕、どうしていいか…』
なんの処置もできずに居た罪悪感が突然と襲ってきて。
楓原の顔を体調を伺う様に見ていたゴローさんがこちらを見る
ゴ「いや、それに関しては問題ない。
…万葉がここまでべったりな事の方が俺は気になっているんだが……」
ゴローさんが楓原を診るべく僕の裾から手を離させようとするけど
逆に強まるばかりの手を見て弱々しく呟いた
なんとも言えない。苦々しく笑ってみせればゴローさんは少し察した様な顔をした
ちょっと、何を察したんですか。
『……、楓原をどうするべきでしょう…？』
困った様に聞けば顎に手を添えて考えだすゴローさん
2人で「うーん」と唸る
ゴ「…俺が連れて行かなきゃ行けないんだが…うーん、こうまでして離れないとなると…」
僕の家へと招く他ないのだろうか
別に嫌と言うわけでもないが…もんもんと考えていればゴローさんが口を開く
ゴ「俺たちと共に来てもらうしかないな…」
『あ、そっち？』
やばい、思わず声が出てしまった
だけど本当に「あ、そっち？」状態
待て、僕が抵抗軍に行くって事？？？
それはちょっと、いやかなり僕が巻き込まれた感が凄い
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河井 - ぷんさん» 嬉しさ満開！いい言葉ですね！！楓原万葉…罪な男です。ただし私が書くものはどうしてもネタ寄りにまでなってしまうので…真面目な万葉も頑張って書いていきたいと思います…！こちらこそありがとうございます！ (2023年1月9日 0時) (
レス) id: 8a7a723f92 (このIDを非表示/違反報告)
ぷん - ひゃー！！！！推しのBLだぁぁぁ！！！！！嬉しさ満開！！！なかなかないから本当に嬉しいですありがとうございます泣 (2023年1月8日 14時) (レス) @page9 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
河井 - 夜叉さん» わひゃー！！！嬉しいですありがとうございます…… (2023年1月6日 16時) (レス) id: 8a7a723f92 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉(プロフ) - 神作を見つけてしまったありがとうございます推しが尊い（殴 (2023年1月6日 16時) (レス) @page4 id: 0a276b4c2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：河井 | 作成日時：2023年1月6日 11時
