第7話 ページ7
時と場所は変わって、現在東京!!
やっぱり賑やかさが段違いだ。
なんか落ち着かないな……
ポケットから、スマホを出して音楽を流す。
母「あら、もう音楽なんか聴いちゃうの?」
『だって、母さんの車に流行りの曲ないんだもん』
そんな話をしていると、実際に試合が行われる会場に着いてしまった。
バボちゃんの練習はしたけど、大丈夫かなあ。
やっぱり不安なものは不安だ。
「すいません、本日は関係者のみと、、、」
そう言って頭を下げるスタッフさんに、母さんがストラップを見せた。
驚いたような表情で、謝りながら通してくれた。
すっごい申し訳ないことしてる気分…
歩くこと数分。
私が使う控室を教えてもらった。
わざわざトイレとかが近いところにしてくれたみたい。
細かな気遣いってこういうことを言うんだろうなぁ。
『てか、私一人用にしてはデカくない?』
母「そーお?こんなもんやろ」
母さんはあてにならんな。
でも、トートバックみたいなのがあるけど、誰のなんやろか。
疑問が解けることはなかった。
とりあえず荷物を置いて、コートまで行ってみることにした。
コートでは日本代表の皆さんが練習していた。
久しぶりの音に心は舞い上がるばかり。
少し打ってみたいな、そう思った。
『、、、音がレベチだ笑』
母「さすが、日本代表って感じよねぇ」
呆気にとられて見ていると、誰かの叫び声がした。
「____危ないッ!!」
その声の方に向くと、ものすごいスピードでボールが迫ってきていた。
母さんは受けれないと感じたのか、しゃがんだ。
私は
___綺麗に上げた。
『っふ』
トッ バシンッ……
「すんませッ……ん?、、、まじか」
我ながら上出来だと、口角を上げた。
視界の端に驚いた顔の高身長たちが見えるのは気のせいだ。
うん、気のせいに違いない。
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作者名:zyuma | 作者ホームページ:http://towa
作成日時:2023年11月24日 17時