第6話 ページ6
ホームルームが終わって、みんなでぞろぞろ体育館へ。
始業式とか、校長の話長いだけの儀式みたいなとこあるよね。
家に帰ってゲームしたいなあ…
よそ見していると、誰かにぶつかったみたいで、鼻先がじんじんする。
『っあ、すいませ…ぁ、先輩やん』
「ぅお、Aちゃんか」
委員会で仲のいい先輩だった。ラッキー。
世間話をしていると、可愛い女子に呼ばれて先輩は走っていった。
モテ男ってやつですか。あーそうですか。
そしてついに始まってしまった始業式。
校長には申し訳ないが、少し寝てしまった。
4限目が終わって、昼休み！！
というタイミングで、校長室に呼ばれてしまった。
校長室って………なんかやらかしましたかね。
もしかして、寝てるのバレた？！？！
焦りを隠しきれない中、校長室に着いてしまった。
コンコンッ
『ｯｽｩ…失礼します、2年4組のAです』
「うむ、はいりたまえ」
うわ、上から目線。
緊張が体を駆け巡り、指先がひんやりとしている。
落ち着け、落ち着けぇぇ……
中には、校長、教頭、担任のフルコンボだった。
校長「早速なんだが、Aさんはバレーボール協会のアルバイトが決定した、あってるね？」
『あー、はい』
おー、もうそんな所まで情報回っちゃってるんだ？！
母さんか協会の人かわからんけど、仕事早いね？！
ぐっと体がこわばって、スカートをぎゅっと握った。
校長「別に、お叱りとかじゃないから。安心したまえ」
『…はぁ』
校長「でだ、その仕事について君から説明してくれないか？」
『えっあっはい』
えーと、なんだっけ。
何言えばいいんだろう。
しどろもどろになりながら、場所、期間、内容を伝えた。
校長「ほう、マスコットキャラクター……」
担任「バボちゃん…！」ﾎﾞｿｯ
担任、お茶目すぎんか？
目をキラキラさせてぽつりと呟くとか。
まぁ、この場にいる全員が納得してくれているようなので、安心して東京にいける。
＊＋＊＋＊
友達とかの名前は気にしなくて大丈夫です！
次から東京に飛ばします笑
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作者名：zyuma | 作者ホームページ：http://towa
作成日時：2023年11月24日 17時
