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葛葉side
今日の夕飯の時間だって言ってるのにAはりりとっていうやつと電話に夢中で戻って来ない。
痺れを切らした俺はAの部屋に入って後ろから抱き締めて電話を切った。
「ちょ、葛葉！？」
葛葉「もうウーバー来たぞ。お前の大好きなハンバーガー」
「あ、ああ、ありがとう！」
急に抱き締められた反動かAは顔を赤らめて上目遣いで俺の方を見る。
葛葉「ふ、可愛い。」
「う、…うるさい。離せ…！」
葛葉「んー、やだ。お前が知らねえやつと電話してるところ見るの珍しいからからかってる。」
本当はただ邪魔したかっただけだけどな。
「はあ〜〜〜？許せない。早くわたしのハンバーガーよこせ」
葛葉「無理。もうウーバー来たぞつってんのに部屋に引きこもってるお前が悪い」
「ねえ、ごめんて〜〜〜」
俺はAを抱えてリビングへ向かう。所謂、お姫様抱っこってやつ。
「離せ！」
不破「あれえ、お姫様のお出ましかにゃあ？」
イブ「何してんの？ウケる。」
ローレン「次は俺にAを待たせてくれん？」
葛葉「無理お前セクハラしそうじゃん」
「は？ローレンやば」
ローレン「待て待て待て。違うよね？それは違うよ？しないって分かってるよね？」
Aはローレンを無視して自分が注文したチーズバーガーを食べ始める。
ローレン「オッケ了解、一旦無視ね」
叶「そういえば、Aさんの同期のりりとくん？すごい可愛らしい子だね。」
「うん、りりとは可愛いですよ！」
叶「そうなんだ。雰囲気も良かったし、良い同期を持ったね」
「でも、りりと格好良いところもあるんですよ！」
叶「……………へえ、あの見た目で。意外だね。どんなところが格好良いの？」
「そうだなあ、この前一緒に出かけたんですけど」
5人「は？」
葛葉「いやいやまさか、2人じゃないよな？りりむとか入れて3人で遊んだとか？」
「りりむちゃんいるわけないでしょ。デビュー前で色々内緒にしてたんだから」
不破「二人っきりなわけ笑」
「うん、だから二人だよ？」
ローレン「待てよ、…待ってよ！！それって…………デートやん？デートになっちゃうじゃん！！！」
「うるさいな。デートって言われたらデートになるのかな？そう見られてたかもしれないけど、わたしたちは友達だからな」
ローレン「デートに見られてたんだ！？はあ！？」
「本当にうるさいな」
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作者名：むぎ | 作成日時：2023年10月29日 22時
