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魔界ノりりとside
お姉さんの驚いた顔を思い浮かぶ。ふふ、お姉さんビックリするだろうなあ。もしかしたら今配信見てたりして…。
りりと「じゃあ、お姉さんに通話かけるよーっと。Aも繋げたままでいてね？」
「は？」
りりと「今もうグループ作ったからこれで電話かけたらお姉さんの方に通知いくはず」
「ちょっと、まっ、りりと！最初はりりむちゃんの声入らないようにミュートするんだよ！わたしの時出来てなかったでしょ！」
りりと「あははっ！忘れてたあ。ごめんね？……………あ、もしもし、お姉さん？今配信中なんだけ……、ふふ、そんな大きな声出さなくてもいいじゃん。分かった、わかった。はいはい、もう配信に声載せるね？」
りりむ「このバカ！！！！！！！！！！！！！！！！！」
りりと「ふっ、あはははっ！！！！怒ってる〜〜〜笑」
「このクソガキ。ちゃんと謝った方がいいぞ」
りりむ「Aお姉ちゃんもだよ！昨日デビューしたって知ってビックリしたんだから！！なんでいいむに何も言ってくれないんだああ」
「うわああ、ごめんねりりむちゃん泣 今日も可愛いりりむちゃん……許して……！」
りりむ「やだ！」
「やだって言ってるのも可愛い！」
りりと「やだやだ！」
「お前はなんなんだ」
なんだかんだで和解(？)して楽しんでいると、コメント欄も落ち着いてきてリスナーのみんなも楽しんでくれてるようだ。
良かった。
僕も今日からにじさんじのライバーとして一歩ずつ進む。
───────────────……
配信が終わり、ひと段落つくとAから電話がきた。
りりと「はい、もしもし。」
「りりと。お疲れ様！初配信盛り上がってたね」
りりと「うん、ありがとう。Aのおかげ」
「わたしは何もしてない！でも、改めて、これからよろしくね」
りりと「うん、こちらこそ。Aが同期で良かった」
「そんなこと言われたら照れるって！笑、あ！あと、明後日同期コラボよろしくね〜〜！同期って言ってもわたしたち2人しかいないけど笑」
りりと「うん、よろしくね。スーパーバニーマンやるんでしょ？定番すぎて笑う」
「定番なのが結局一番いーの！んじゃ、明日の振り返り配信寝坊しないようにね？」
りりと「A、お母さんみたい」
「うるさい。んじゃ、また明日……、って、葛葉！？」
すると、いきなり電話が切られた。
なんだ…？
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作者名：むぎ | 作成日時：2023年10月29日 22時
