忘れ物 ページ6
飲み会も終了に近付き、二次会の話になっていた
ハヨンちゃんはジョンインに行きましょうと言われて断れなかったのか参加することになっていた
私は酔がかなり回って来て眠さがピークだから正直言って帰りたいのだけどミヌさんが行こう行こうと言ってくるので断りきれなかった
年上のお誘いって断りにくいんだよなぁ…
「ギョンスさんは行くんですか？」
「行きたくないけど行かないといけない感じじゃん」
そう言うギョンスさんに睨まれた
「え、えぇ…？」
私のせいだと言わんばかりの顔に思わずシュンとした
私が酔っぱらってるから？
「ごめんなさい、私大丈夫ですからギョンスさんは帰っても…」
「あーだからそんな顔しないでよこっちが悪いことしてる気分になる…二次会ではあんま飲まないでよ」
素直に返事をすると呆れたように笑うギョンスさんに安心した
やっぱなんだかんだで優しい
二次会のカラオケに向かってる間もハヨンちゃんはジョンインにぴったりとくっついて歩いていて、気付けば飲み会が始まってから1度もジョンインと話していないことに気付いた
てか私もミヌさんかギョンスさんとしか話してないし…
「うわっ」
ふわふわした足元がもつれて躓くと隣を歩いていたミヌさんが私の腕を引っ張って支えてくれた
「あ、ありがとうございます…」
意識してしまってどうも目が合わせられなくて少し視線をずらしながらそう言うとミヌさんは立ち止まった
「あ！俺店にスマホ忘れた！」
「え〜オッパ何やってるの？早く取ってきてよ！」
ハヨンちゃんが呆れたようにそう言い、ジョンインにも同意を求めるように腕に触れてねえ？と言うのを横目で見た
凄いな、これが男を落とすためのものなのか…可愛い子に上目遣いでそんなことされたらドキッとしそう…
「取ってくるわ！あ、Aちゃんも一緒に着いてきてくれる？」
「なるほどねえ……え？私？」
ハヨンちゃんの行動に感心していた時に突然話をふられてワンテンポ遅れるとみんなの視線が私に集まっていた
「うん、1人で行くの寂しいじゃん〜？」
「子どもかよお前！ま、俺ら先に行ってるからAちゃん着いてってやってよ」
「あ、はい、わかりました…」
他の先輩にまでそう言われると断れるはずもなく2人でお店に戻ることになった
ギョンスさんは自分も行きますか？と言ったけどミヌさんに大丈夫！と断られて諦めたように他の人たちと店に向かった
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K(プロフ) - ぱくちゃんさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言っていただけるととても励みになります、ありがとうございます(；；)番外編もどうぞよろしくお願いします！ (2016年1月12日 0時) (
レス) id: c9ee003b2a (このIDを非表示/違反報告)
ぱくちゃん(プロフ) - はじめまして。いつも読ませていただいていました。べくと主人公の女の子が可愛くてもどかしくてキュンキュンしました！更新が本当に楽しみだったので完結してしまうのは嬉しいような寂しいような感じではありますが、番外編も楽しみにしています！完結お疲れ様でした！ (2016年1月11日 19時) (レス) id: 910c140191 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2015年11月21日 22時
