修羅場ですか ページ19
今日は2人ともバイトが休みらしく、3人でご飯に行くことになった
ギョンちゃんは私たちが授業が終わるまで待ってるらしくフラっとどこかへ消えていった
知らない場所によく1人で歩き回れるなぁなんて感心しながらギリギリの時間に戻り、でも不自然には思われないようにいつも通りベクの隣に座る
ちらっとこちらを見るだけで特に何も言ってこない
…あーあまたか
最近こんなんばっか
なんでこんなに上手く行かないんだろう
いや、わかってるんだけどね
私が欲張りなだけ
少しも私を見てくれないからいじけてるだけ
授業が終わるとベクはすぐに立ち上がったので慌てて声をかけた
「私今日ジョンインとギョンちゃんとご飯食べてくるね！お酒は飲まないよ、学習したから」
「ふうん…気を付けて帰れよ」
そう言いちょっとだけ笑ってすぐに教室から出ていってしまった
…怒ってるというより、なんか、なんだろう、なんて言えば良いかわからないけどいつもの時と何かが違う気がするのは気のせいかな
「あんたらのその会話毎回思うけど夫婦見たいだよね、熟年の」
「はあ？何言ってんの！習慣になってるだけだから！」
内心ちょっと喜んだけど顔に出さないように気を付けた
好きだなんてバレたら面倒だもん
挨拶をして足早にギョンちゃんが待ってるらしい図書室へ向かった
授業中に本読んで待ってるって連絡来てた、絵文字も顔文字もなしな超質素なやつ
途中でジョンインとも合流して図書室へ向かった
ギョンちゃん迎えに行ったらさっさと出よう
図書室へ入るとぱっと見人影はどこにも無い
「あれー？いないよギョンちゃん」
「馬鹿！」
私が声を出したのとほぼ同時に奥の方から女の人の声が聞こえた
何事かと思い、私とジョンインが顔を見合わせていると女の人が着ていたブラウスのボタンをとめながら走って図書室から出て行った
え…ちょっと何
こんな所で何やってたの
「じょ、ジョンイン、出ようかギョンちゃんいないっぽいし」
慌ててジョンインの腕を引いたけれどその場から何故か動かないので不思議に思い顔を覗き込むと、一点を見つめていた
その視線の先を辿るとそこには
「…ベク」
そうだ、よく考えればさっきの女の人、朝見たあの人と同じ服着てた
いつもの場所って、ここの事なんだ
いつもこんなとこでベクは…
混乱して頭が上手く回らない
何かが私の中で崩れてしまいそうだった
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K(プロフ) - ぱくちゃんさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言っていただけるととても励みになります、ありがとうございます(；；)番外編もどうぞよろしくお願いします！ (2016年1月12日 0時) (
レス) id: c9ee003b2a (このIDを非表示/違反報告)
ぱくちゃん(プロフ) - はじめまして。いつも読ませていただいていました。べくと主人公の女の子が可愛くてもどかしくてキュンキュンしました！更新が本当に楽しみだったので完結してしまうのは嬉しいような寂しいような感じではありますが、番外編も楽しみにしています！完結お疲れ様でした！ (2016年1月11日 19時) (レス) id: 910c140191 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2015年11月21日 22時
