ワタシ ページ7
何もない日曜の午後1時過ぎ。
お昼ご飯も食べ終え時間を持て余しているとスマホが震えたので画面に目をやるとひとつのメッセージが届いていた。
何も考えずに開いた時に見えた送り主に少しばかり動揺した。
チャニョルからだ。
速い鼓動を抑えてメッセージを開くとなんだか少し力が抜けた。
“先輩〜！なんであの時ベッキョニと同じ職場だって教えてくれなかったんですか〜(＞＜)”
チャニョルの声で再生出来そうだ。
きっと彼はあまり深刻に考えていなさそうだから気楽に返そう。
そう思ったら返信をする前にまたメッセージが届いた。
“来週の土曜は暇ですか？3人でご飯行きましょ！積もる話もあるし！”
積もる話、ね。
私も少し正直に話してみようかな。
高校の頃の私のきもち。
口に出したら少しは楽になるかもしれないし気持ちの整理も出来るかも。
“ごめん、あの時は体調悪かったから！来週の土曜は暇だよ”
そう返すとすぐに喜びを前面に押し出した返信が来て吹き出した。
変に悩むだけ無駄な気がしてくる。
ベクとは少し気まずいけど、今回のご飯がきっかけでそれも無くなるかもしれない。
何より、高校の頃みたいに2人と仲良く出来ることが純粋に嬉しい。
なんだか急にソワソワしてきたので何となく外に出てみた。
夏が近付いてきて花の赤や黄色や草の緑で鮮やかに日常を明るくしていた。
天気も良いし散歩でもしよう、と何となく歩いているとミンソクさんの家の方へ向かっていることに気が付いて我に返ってから大きく溜め息を吐き出した。
無意識でこんなことするまでになってしまった。
もしばったり出会えたら嬉しいけどこんな所を歩いていた理由を聞かれたら困るので元来た道へと戻った。
その時にすれ違った女の人に目を奪われた。
すらっとした体型に綺麗な長い髪。
鼻筋がとおっていて大きな目は真っ直ぐに前を見据えている。
モデルさんだろうか、そう思いながらすれ違う時に横目でちらりとその女性を見た時なんだか見覚えがある気がして首を傾げた。
なんだろう。
やっぱり、モデルさんとかテレビに出てる人？
おもわず振り返るとその女性も振り返った。
たぶん見すぎたせいだ。
目が合ってしまい曖昧に微笑むと女性に会釈をされ不覚にもドキッとした。
本当に綺麗な人。
耳に髪をかける仕草も様になっている。
そして耳元に光る何か。
それを見た瞬間息が止まった。
それは、ミンソクさんの部屋にあったピアスじゃないの？
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K(プロフ) - ソルさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます(;_;)ミンソクさん派も多いのですね！どちらとのハッピーエンドなのか、楽しんで読んでもらえると幸いです(^_^) (2018年5月24日 20時) (
レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ゆなさん» ベクペンさんなのですね！私なら選べないです、どちらとも幸せになりたいです...笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - きらさん» こんばんは！わー、ミンソクさん派！ベク派が多いと思ってたのでなんだか嬉しいです(>_<)どちらとも幸せになれれば良いのに...と作者なのに悶々としてます笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - いつも楽しく拝見してます！ミンソクさんとハッピーになってもらいたいなって思いますっ！ (2018年5月20日 23時) (レス) id: 0f050d23ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - ベクペンだけど、選べません（笑） (2018年5月20日 4時) (レス) id: 2f6c46c71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2018年3月15日 18時
