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日常? ページ5

ベクの家からは電車に乗り、あまり会話も無くお互い窓の外をぼんやりとながめるだけの時間が続いた。


電車から降りるとミンソクさんがチラチラとスマホを見ている事に気付いた。
いつもの私ならそこでなにか声を掛けるのが普通なのだろうけど今日はまだすぐにいつもの私には戻れなくて、追求せずに前を向いた。


「Aさん」


暫く無言のまま歩いていると名前を呼ばれ横を見ると少し顔を向けて様子を伺われていてドギマギした。


「大丈夫ですか…?」


「え?ああ、ぼーっとしてただけですよ」


「そっか」


静かだと心配されちゃうか。
そうだよね、あれだけ泣いてたんだし。


「ミンソクさん、今度は私が飲める日にもご飯行きましょうよ〜」


「ん?ああ、そうですね、風邪が完璧に治ったらまた3人で行きましょう」


「やったー!次はミンソクさんを酔わせる!」


「いや、俺は酔わないですよ?」


いつものように振る舞うと安心したように笑って首を振った。


きっと、ミンソクさんはこの私といる時が落ち着くんですよね?
昔の私やさっきの私は落ち着かないですもんね?


今日は送ってもらう理由は無いので曲がり角で別れる。
そう、理由がなければ家の前まで送ってくれることはもう無い。


「今日は色々とありがとうございました!ご馳走様です、ほんとに」


「どういたしまして。気をつけて帰ってくださいね」


ここからたったの5分なのに、気をつけてだって。
優しいんだなぁ本当に。


頭を下げてミンソクさんに背を向けて暫くしてから後ろを振り向くと、電話をしているミンソクさんが目に入った。


立ち止まったまま優しい顔をして微笑み、電話越しの誰かへ言葉を紡ぐ。


そんな顔、私にはしない。
さっきからスマホを見ていたのはその人からの連絡があったから?


何も聞いてしまわないうちに無理矢理視線を外して早歩きで家へ向かった。
これ以上自分を崩したくないんだ。


部屋のドアを閉めた途端こぼれ落ちたのは小さな嫉妬と羨慕の涙。


どんなに羨んだって、私が本当の意味でミンソクさの隣に並べる日は来ないんだ。

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K(プロフ) - ソルさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます(;_;)ミンソクさん派も多いのですね!どちらとのハッピーエンドなのか、楽しんで読んでもらえると幸いです(^_^) (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ゆなさん» ベクペンさんなのですね!私なら選べないです、どちらとも幸せになりたいです...笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - きらさん» こんばんは!わー、ミンソクさん派!ベク派が多いと思ってたのでなんだか嬉しいです(>_<)どちらとも幸せになれれば良いのに...と作者なのに悶々としてます笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - いつも楽しく拝見してます!ミンソクさんとハッピーになってもらいたいなって思いますっ! (2018年5月20日 23時) (レス) id: 0f050d23ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - ベクペンだけど、選べません(笑) (2018年5月20日 4時) (レス) id: 2f6c46c71c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:K | 作成日時:2018年3月15日 18時

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