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初めは凄く優しかった。
私にとっては全てが初めてだったから戸惑うことばかりだったけど、私のペースに合わせてくれていた。
私がようやく慣れ始めて普通のカップルがするようなことも出来るようになってくると少しずつ現れた彼の本性。
食べ物を食べたら洗い物はそのままだし脱ぎ捨てた服は散らかっている。
それを注意すると嫌な顔をしながら渋々するといった感じだった。
私がまだアパレルの仕事をしていた時、21時を過ぎた頃に凄く疲れて帰ると部屋にいた彼は私にご飯は？と聞く。
適当に食べてれば良かったのにと言うと彼は作ってから出掛ければ良かったじゃん。と言った。
流石に開いた口が塞がらなかった。
この人は今まで付き合ってきた人にそんなことまでさせていたのだろうか、と。
そもそもここは私の家であって今日ここに来ることも聞いていなかったから冷蔵庫の中身だって一人分くらいの食材も揃っていない。
仕方無し、といった感じに何も無いから買ってくると言うと舌打ちが聞こえた。
流石にイライラして家事は女の仕事だと思っているなら大間違いだと言ってやると手に持っていたグラスを力任せにテーブルに叩き付けたので驚いて飛び上がると何故か満足そうに笑っていた。
それから何かとぶつかることが増えた。
女の人を見下す傾向があるのでそれを正せば力任せに黙らせようとする。
男の力には勝てないだろうと言わんばかりに。
喧嘩をして部屋を出ようとすれば乱暴に腕を引いてそれを阻んだり、溜まってくれば私が嫌がっても無理矢理抱いたし、思い通りにいかないと近場にあるものを蹴飛ばしたりもした。
流石にこれは潮時かと思って、言った。
あなたといても、全然楽しくない。
そう言うと俺もお前といても楽しくない。付き合うんじゃなかったと言って出ていった。
｢まあ、そんな感じで振られたよ｣
｢いや、それ稀に見る最悪な男じゃないですか…｣
一通り話終わったあとの2人は呆然としていた。
確かになかなかこんな男に出会えることも無いだろうと思う。
｢殴られたりはしてないんですよね？｣
深刻な顔をするベクに顔の前で手を振って笑った。
｢してないよ！そこは大丈夫だった｣
｢無理矢理されてる時点で暴力みたいなもんですよ｣
眉間にシワを寄せて彼に対する不快感を現すチャニョルに笑って首を振った。
｢結局はあの人を手放したく無かったのは私だから｣
これを逃したらもう、私を好いてくれる人は現れないかも…って。
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K(プロフ) - ソルさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます(;_;)ミンソクさん派も多いのですね！どちらとのハッピーエンドなのか、楽しんで読んでもらえると幸いです(^_^) (2018年5月24日 20時) (
レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ゆなさん» ベクペンさんなのですね！私なら選べないです、どちらとも幸せになりたいです...笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - きらさん» こんばんは！わー、ミンソクさん派！ベク派が多いと思ってたのでなんだか嬉しいです(>_<)どちらとも幸せになれれば良いのに...と作者なのに悶々としてます笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - いつも楽しく拝見してます！ミンソクさんとハッピーになってもらいたいなって思いますっ！ (2018年5月20日 23時) (レス) id: 0f050d23ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - ベクペンだけど、選べません（笑） (2018年5月20日 4時) (レス) id: 2f6c46c71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2018年3月15日 18時
