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｢そんな感じで、無事お付き合い始めました｣
｢はぁ！？｣
｢えぇ！？｣
｢ちょ、ちょっと…！｣
突然のカミングアウトにミンソクさんも○○○さんも私も驚いて声を上げた。
本当に突然すぎる。
別に隠すつもりは無かったしチャンさんの親友だというミンソクさんや助けてもらった○○○さんには話そうとは思っていた。
そのタイミングも、今日店を閉めてから話があるという理由で残らせてもらっていた段階でするのだとは思っていたけれど、まさかミンソクさんが鍵を閉めた瞬間でまだ席にもついていない状況で報告するとは思っていなかった。
○○○さんも少し窮屈なワイシャツのボタンを外そうとしていた手に力が入りボタンが1つ弾け飛び、やばいまた怒られる！と言いながら慌ててボタンを拾い上げている。
｢いや待て、そんな感じでの意味がわかんねえ！どんな感じだよ！前置きも何も無さすぎ！｣
誰もが思ったことをミンソクさんが言ってくれた。
チャンさんはそれでもにこにこと微笑んでいるだけだ。
｢笑ってないで説明しろよ…｣
｢あはは！ごめんごめん、幸せすぎてなんかもうどうでも良くなってた｣
その一言で、私も幸せすぎてどうでも良くなりそうだった。
鉄仮面と呼ばれてきた私も、今は顔が赤くなっているかもしれない。
｢うそうそ、ちゃんと説明する。ミンソクは知ってると思うけど、俺がパクさんを好きになったのはデビュー作のサイン会の時｣
｢え…？チャンさん、いたんですか？｣
｢もちろん！大好きな作品の作者はどんな人なのかドキドキしながら行ったこと、まだ覚えてる。そして、何よりも顔がタイプだったし思っていたパクさんとは全然違って。作品の中の主人公は明るくて前向きだったのにパクさんは正反対だった｣
あのサイン会は、元彼との事があった後だからだ。
人を信用するのをやめた私はきっと誰を前にしても気を緩めることをしなかったし、敵意すら滲み出ていたかもしれない。
｢あの瞬間から、好きだった｣
いや、意味がわからない。
顔がタイプは少し照れたけれど明るくて前向きの正反対だった私を見てなぜ幻滅せずに好きになったのか。
｢なんていうか、この人を笑わせるのは俺だ。幸せにするのは俺だっていう直感だったのかも｣
｢ヒョンかっこいー！｣
｢あはは！でも本当にそう思ったの｣
○○○さんの肩をポンポンと叩きながら笑って、私へ視線を戻した。
｢だから、今本当に幸せなんだ｣
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K(プロフ) - さえさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けたようで嬉しいです(T_T)私もさえさんが大好きですー！笑ありがとうございます、またどこかでお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年10月18日 21時) (
レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - リコさん» コメントありがとうございます！お気に入りだなんて嬉しすぎます(T_T)こちらこそ最後まで読んでくださってありがとうございました！！ (2017年10月18日 21時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - satoetu61さん» 初めまして！ドキドキしながら読んでくださっと聞いてとても嬉しいですー！いつかまたイーシンさんのお話もかければ良いなとは思っているので気長にお待ちください(^o^) (2017年10月18日 21時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - だいすきでしたー！キュンキュンしっぱなしでした！更新お疲れ様でした。 (2017年10月17日 3時) (レス) id: cd64ed3849 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - ずっと読ませていただいてました！私のちょ〜お気に入り作品です★ありがとうございました！！ (2017年10月16日 22時) (レス) id: ad5f71dec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2017年6月13日 23時
