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チャンさんはキスをしたまま私のお腹から上の方へと手を伸ばしていく。
それに合わせて身が捩れて湧き上がる何かを感じた。
下着の隙間から冷たい手が滑り込んできて、先端を刺激されるとくぐもった声が自分から抜けていく。
暑い。
凄く暑くて、そして頭がぼうっとする。
唇が離れるとチャンさんの姿が一瞬見えなくなったかと思えば太腿に暖かい何かが触れた。
下を見てみれば唇を這わせている。
太腿からどんどん上へと登ってくるのに合わせてゾクゾクと込み上げてくるものに堪らずチャンさんの頭を手でおさえた。
｢お願い、そこは駄目……っ｣
チャンさんは目だけこちらに向けると太腿から唇を離さないまま笑った。
｢駄目って顔はしてないよ｣
そう言うと私の手を掴んで再び唇を這わせていく。
我慢していた声が小さく漏れたのは、指先が敏感な所に触れた時だった。
それから下着を下げられたので足を閉じようとしたけれどそれは簡単にこじ開けられてしまう。
チャンさんの顔がすぐそこにある。
こんなの恥ずかしすぎておかしくなりそうだ。
｢やだ、本当に駄目…！｣
｢駄目かどうかは後から決めて｣
チャンさんは容赦が無い。
いやらしい音が室内に響き渡って、耳までも攻められている気になる。
｢そんなところっ……んんっ｣
恥ずかしいのに、気持ちはどんどん昂っていく。
抵抗していた力も抜けてされるがままだ。
押し寄せて来る何かに耐えきれず声を上げ、それから脱力した。
そうするとチャンさんは優しく頭を撫でて目を合わせると少し眉を下げて微笑んだ。
｢Aといると、余裕が無くなる…ごめんね｣
それはチャンさん自身の言葉？
それとも演じている“彼”の言葉？
｢…大丈夫。イーシンだから｣
そう言うと驚いたように目を丸くし、それから優しく抱き寄せられた。
今のは私自身の言葉なのか、それとも……
こんなの私には考えなくたってわかる。
チャンさんは迷って迷って、戸惑えば良いんだ。
私が翻弄されているように、チャンさんもそうなれば良い。
自分もチャンさんの背中に腕を回そうとした時、タイマーの音が響き渡った。
さっきまで少しも耳に入ってこなかったけれど鍋の蓋もカタカタと音をたてている。
｢10分もたった？｣
｢…そうみたい｣
長く息を吐き出し私から離れると、頭をポンッと1回優しく叩いた。
｢ご飯食べよっか｣
離れていく温もりに縋りそうになり、横にあったクッションを握りしめた。
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K(プロフ) - さえさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けたようで嬉しいです(T_T)私もさえさんが大好きですー！笑ありがとうございます、またどこかでお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年10月18日 21時) (
レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - リコさん» コメントありがとうございます！お気に入りだなんて嬉しすぎます(T_T)こちらこそ最後まで読んでくださってありがとうございました！！ (2017年10月18日 21時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - satoetu61さん» 初めまして！ドキドキしながら読んでくださっと聞いてとても嬉しいですー！いつかまたイーシンさんのお話もかければ良いなとは思っているので気長にお待ちください(^o^) (2017年10月18日 21時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - だいすきでしたー！キュンキュンしっぱなしでした！更新お疲れ様でした。 (2017年10月17日 3時) (レス) id: cd64ed3849 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - ずっと読ませていただいてました！私のちょ〜お気に入り作品です★ありがとうございました！！ (2017年10月16日 22時) (レス) id: ad5f71dec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2017年6月13日 23時
