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次の締め切りへの追い込みのためにやってきたカフェは数日ぶり。
ここ最近は通いつめていただけあってほんの少しだけ久しぶりな気がする。
扉を開けるといつもの店員さん2人が迎えてくれた。
｢お久しぶりですね、お元気でした？｣
｢はい、お陰様で｣
チャンさんがミンソクと呼んだ人に答えながらもう一つの視線を痛いほど感じていた。
わんこ系の、可愛い店員さん。
名前はなんだったろうか、チャンさんが呼んでいた気がするけど…。
あの時私がチャンさんに手を引かれていなくなったっきりだから、あの後どうなったのかとか私達の関係を勘ぐったり、色々と気になるのだろう。
けれどもちろん自分から教えてやる気は無いので注文をしてパソコンを開きすぐに作業を開始した。
もしここに運んできてくれるのがあの店員さんだったらお詫びの言葉くらいは掛けよう考えていると、お待たせしましたの声に顔を上げた。
｢どうぞ｣
興味津々な顔をしたわんこが1匹。
尻尾が見えてきそう…
｢ありがとうございます｣
なんだか急に意地悪したくなってそれだけ言ってひと口コーヒーを飲みテーブルに置くとすぐにパソコンを打ち始めた。
そわそわと指をいじりながらなにか言いたげにしているのが視界に入ってきたけれどそれでも手を止めずにいると諦めたかのようにうなだれて離れようとした所で我慢出来ずに小さく吹き出してしまった。
店員さんを見上げると驚いたような顔。
本当に可愛らしい人だ、この人。
｢すみません、少し意地悪しました。この前のこと聞きたいんですよね？｣
｢い、意地悪！？それよりパクさん、笑ったら印象全然違いますね！｣
嬉しそうに笑う店員さんを見ていると実家の犬を思い出す。
…これは少し失礼だろうか。
｢いつもはなんていうか社交辞令です！っていう顔でしか笑わないから〜！今の顔もう1回お願いします、ヒョンにも見せたい！｣
ヒョンってどっちの？という言葉を飲み込んだ。
ミンソクさんに決まってるじゃないか、何を考えているんだ私は。
｢何騒いでんの？仕事中だぞ〜｣
｢ヒョンいい所に！パクさんが笑いました！｣
嬉々として報告する店員さん。
ミンソクさんは眉毛をくいっと上げて私を見るとすぐに眉間にシワを寄せた。
｢いつも通りだけど？｣
｢見間違いですね｣
｢えぇ！？嘘でしょ！？｣
必要以上にガックリする店員さんを見てこっそり笑った。
私にはこういう場所が、必要だったのかもしれない。
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K(プロフ) - さえさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けたようで嬉しいです(T_T)私もさえさんが大好きですー！笑ありがとうございます、またどこかでお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年10月18日 21時) (
レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - リコさん» コメントありがとうございます！お気に入りだなんて嬉しすぎます(T_T)こちらこそ最後まで読んでくださってありがとうございました！！ (2017年10月18日 21時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - satoetu61さん» 初めまして！ドキドキしながら読んでくださっと聞いてとても嬉しいですー！いつかまたイーシンさんのお話もかければ良いなとは思っているので気長にお待ちください(^o^) (2017年10月18日 21時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - だいすきでしたー！キュンキュンしっぱなしでした！更新お疲れ様でした。 (2017年10月17日 3時) (レス) id: cd64ed3849 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - ずっと読ませていただいてました！私のちょ〜お気に入り作品です★ありがとうございました！！ (2017年10月16日 22時) (レス) id: ad5f71dec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2017年6月13日 23時
