54話 ページ6
｢お、Aちゃんとセフンくんも来た！今日は賑やかだなぁ｣
いち早く私達に気付き手を振りながらジュンミョン先輩がそう言い、私はそれに会釈をして軽く頭を下げた
ちらりとミンソクを見るとこちらを見ていたらしくおもいきり目が合ってしまい、すぐに逸らしてしまった
逸らした目はそのままセフンとぶつかり合い、セフンは眉を顰めて私の脇腹を小さく肘でつついた
たぶんわざとらしすぎると言いたいんだろう
分かっているけど今のは不意打ちだ、仕方が無い
ジウを見ると何やら楽しそうにジュンミョン先輩と会話中
実際のところジュンミョン先輩がジウにどのような感情を持っているのか全くもってわからないのだけど、ジウが幸せそうだから今はこのままでも良いのかな、と自己完結し2人から視線をずらした
｢ねえA、明日バイトだっけ？｣
｢ん？うん、バイトだよ｣
｢えーじゃあヒョン呼ぶの明日じゃない方が良いか、いつ休み？｣
ジョンインは気を利かせて私が家にいる日にミンソクを呼んでくれようとしているらしい
確かに前なら私がいない日にミンソクを呼ぼうものなら怒って数日はいじけていただろう
｢んーしばらくびっちりバイトいれる予定だし明日呼んでも良いよ｣
私の言葉に、驚いたように目を見開くジョンイン
視界の端に映るミンソクの表情は、はっきりと見えなくてわからなかった
｢え、いいの…？｣
｢いいよいいよ〜私の予定と合わせてたらいつまで経っても呼べないじゃん｣
いつも通り笑ってそう言ってみた
笑顔はいつも通りだったかもしれないけど態度は明らかにいつも通りとは掛け離れていることくらい分かってる
ジョンインの中では驚きと動揺でごちゃごちゃになっているかも
｢A〜明日バイト前に昨日の店行く？｣
突然のセフンの言葉に意表をつかれ、すぐに言葉が出てこなかった
わざわざ2人でどこかへ行くことなんて無かったのにどういう風の吹き回しだ？
｢また行きたい〜って言ってたじゃん、楽しそうに｣
｢えーっと？うん、行きたい｣
わけが分からないままとりあえず返事をして、ミンソクを横目で窺うとセフンをちらりと見てから無意味に手元にあるペットボトルに触れていた
表情からは何も読み取れない
ミンソクは笑っている時以外の表情がイマイチ伝わりにくいから何を考えているのかわからない
ただ、前より明らかに私を見なくなった
自分から突き放したくせに寂しくなるなんて、私はなんて我儘なんだろう
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K(プロフ) - オさん» ありがとうございます、嬉しいお言葉...(;_;)セフンの話がTwitterで短いけど公開していますのでそこで明らかになります！ありがとうございます、これからもよろしくお願いします！ (2018年7月8日 14時) (
レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
オ - すごく面白かったです！セフンが主人公のこの事好きなのかなーと思っちゃいましたwとりあえず、感動しました！他の作品も読ませて頂きたいと思います！ (2018年7月7日 22時) (レス) id: 7dfbf1448b (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - Kuma Satokoさん» 初めまして、コメントありがとうございます！とても嬉しいお言葉です(;_;)他の作品でもお会い出来ることを楽しみにしてますね(^o^) (2017年12月28日 23時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
Kuma Satoko(プロフ) - 初めまして！Kさんの作品を読み漁っています(≧∀≦)こちらも一気読みして、興奮して鳥肌が…(笑)ミンソクさんステキ過ぎました(〃ω〃)素敵な作品ありがとうございます！また他の作品も読み漁らせていただきます！！ (2017年12月19日 13時) (レス) id: 03a0943bf5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - kouさん» コメントありがとうございます！一気読みしてくれたんですね、嬉しいです(;_;)番外編も誰の番外編かはまだお楽しみ、にはなりますがいつか必ず投稿するのでお待ちください！ (2017年9月26日 23時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2017年5月29日 22時
