85話 ページ37
｢やっとかよー！！！｣
｢はは、お待たせしました｣
ジョンインの喜びと安堵の声に笑って答えるミンソクと、頬の緩みを隠しきれない私
いつもなら眠くて不機嫌なジョンインも今日ばかりは明るい表情で祝福してくれた
｢そもそも気付けよって話だよね、ヒョンが他の女の子と話す時とAと話す時の違い見ればすぐ分かるはずなのに｣
｢そんな事言われても…｣
｢ヒョンはとっくの昔からAの気持ちに気付いてたのにAときたら｣
散々鈍いだとか馬鹿だとか言われたけれど悪い気分にならないくらい浮かれていた
幸せすぎて今なら何でも許せてしまいそうだ
｢ジョンイナもさっさと良い子見付けないと乗り遅れるよ？｣
｢彼女いるけど俺｣
想定外の返事に言葉が出なかった
彼女？いるけど？俺？
｢えっちょっと待って…は？彼女？｣
｢なんだ、Aに言ってなかったの？｣
｢ミンソクも知ってたの！？ちょっと待ってよなんで私に内緒にしてたの！？｣
｢だって最近A落ち込んでたし自分でいっぱいいっぱいだったじゃん｣
確かにそうだけど…
ショックが大きくて暫く黙り込んだ
それを見てミンソクもジョンインも笑うから怒ると2人とも口を閉じながらもにやにやと笑っていた
｢私はジョンイニに一番に報告したのに…！｣
｢ごめんごめん、今度ちゃんと紹介するから｣
｢良い子じゃなかったら別れろー！って言うからね｣
｢ハイハイ｣
軽くあしらわれイライラしているとミンソクが軽く頭を撫でて宥めてくれて、それですぐに機嫌が直る自分が自分で面白くて笑ってしまった
ミンソクが傍にいると穏やかになれるみたい
｢学校行ったらセフニとジウにすぐ報告するからミンソクはジュンミョン先輩ね！ああもう、こんな日が来るなんて…！嬉しいな、夢みたい〜へへ｣
ずっと夢見てきたことが夢じゃなくなった
けれどいまだに夢見心地
でもそれもフワフワしていて気持ちが良かった
｢あはは、ほんと可愛いな｣
本当に愛おしそうな目で見ながらそう言うので頬が熱くなり押し黙るとジョンインが咳払いをして存在アピールをしてきた
｢あの〜そういうのは2人きりの時にしてもらえます？｣
｢な、何！？どうせジョンイナだって彼女にそういうこと言うんでしょ！？｣
｢焦りすぎ｣
ああもう、恥ずかしい…
恋人同士になっても可愛いと言われるのはやっぱりドキドキしてしまう
こんなミンソクにドキドキしない方がおかしいんだ
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K(プロフ) - オさん» ありがとうございます、嬉しいお言葉...(;_;)セフンの話がTwitterで短いけど公開していますのでそこで明らかになります！ありがとうございます、これからもよろしくお願いします！ (2018年7月8日 14時) (
レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
オ - すごく面白かったです！セフンが主人公のこの事好きなのかなーと思っちゃいましたwとりあえず、感動しました！他の作品も読ませて頂きたいと思います！ (2018年7月7日 22時) (レス) id: 7dfbf1448b (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - Kuma Satokoさん» 初めまして、コメントありがとうございます！とても嬉しいお言葉です(;_;)他の作品でもお会い出来ることを楽しみにしてますね(^o^) (2017年12月28日 23時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
Kuma Satoko(プロフ) - 初めまして！Kさんの作品を読み漁っています(≧∀≦)こちらも一気読みして、興奮して鳥肌が…(笑)ミンソクさんステキ過ぎました(〃ω〃)素敵な作品ありがとうございます！また他の作品も読み漁らせていただきます！！ (2017年12月19日 13時) (レス) id: 03a0943bf5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - kouさん» コメントありがとうございます！一気読みしてくれたんですね、嬉しいです(;_;)番外編も誰の番外編かはまだお楽しみ、にはなりますがいつか必ず投稿するのでお待ちください！ (2017年9月26日 23時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2017年5月29日 22時
