73話 ページ25
ミンソクと話すことが出来て夢見心地のまま家のドアを開けた時
目の前に大きな壁、ジョンインが腕組みをしながら仏頂面で突っ立っていた
｢あ…ただいま｣
｢うん｣
おかえりとも言わずに仏頂面のまま相槌だけ打ち、中に入りたいのにどく気が無いらしく避けてくれない
｢何か言うことは？｣
私を見下ろす目はいつもの優しさが無く、小さく縮こまってしまった
普段優しいジョンインをこんなに怒らせてしまうなんて…
｢ごめん、なさい…｣
｢よし、とりあえず中で話聞くよ｣
謝罪を聞くとうっすらと笑みを浮かべようやく中に入らせてくれた
散々心配をかけて、朝連絡が来ていたのに気付いていたにも関わらずかけ直しもせずに学校へ行き、昼休みも避けるように1人でいたんだ
そりゃあ怒るに決まっている
｢セフニからも聞いたけど、Aからもちゃんと聞かせて｣
ソファに座りながら優しい口調に戻ったジョンインに視線を向け、目が合うと少し微笑んでくれた
本当に優しいんだ、ジョンインは
｢確かに昨日はセフニの家にいたし朝まで一緒にいたけど何も無かったよ…｣
｢俺が聞きたいのはそれじゃない｣
どういう事だろう
じゃあジョンインは私に何を聞きたいの？
その表情を読み取ったのか、小さく咳払いをし座り直すと伺うような表情を見せた
｢Aの好きな人は…誰？｣
ああ
きっとジョンインから見たら、フラフラしているように見えていたんだ
ずっとミンソクしか見ていなかった私が他に目移りしたように見えたのかもしれない
｢ミンソクだよ。1度もミンソクから目を離したことなんて無いよ｣
｢良かった…｣
｢なんで安心してるの？｣
｢Aはヒョンと幸せになって欲しいってずっと前から思ってたのに急に違う人が好きになったとか言われたらどうしようかと思って｣
嬉しいこと言ってくれる
けど、ミンソク本人に嫌いだと言ってしまった私にミンソクと幸せになれる未来なんてあるのだろうか
｢そうだ、昼休みヒョンに会った？ジウさんがAの居場所言ったらそのまま居なくなったから｣
｢えっと、うん、会った｣
ミンソクと過ごしたあの時間を思い出してまたドキドキし始めた
明日が凄く楽しみだ
｢ヒョンもここ最近ちょっと元気ないんだけど、どうだった？Aの前でも元気なかった？｣
もしかしたら私のせいだったかもしれない
そう思い決まりが悪くなりそんなこと無かったよ、と呟いた
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K(プロフ) - オさん» ありがとうございます、嬉しいお言葉...(;_;)セフンの話がTwitterで短いけど公開していますのでそこで明らかになります！ありがとうございます、これからもよろしくお願いします！ (2018年7月8日 14時) (
レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
オ - すごく面白かったです！セフンが主人公のこの事好きなのかなーと思っちゃいましたwとりあえず、感動しました！他の作品も読ませて頂きたいと思います！ (2018年7月7日 22時) (レス) id: 7dfbf1448b (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - Kuma Satokoさん» 初めまして、コメントありがとうございます！とても嬉しいお言葉です(;_;)他の作品でもお会い出来ることを楽しみにしてますね(^o^) (2017年12月28日 23時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
Kuma Satoko(プロフ) - 初めまして！Kさんの作品を読み漁っています(≧∀≦)こちらも一気読みして、興奮して鳥肌が…(笑)ミンソクさんステキ過ぎました(〃ω〃)素敵な作品ありがとうございます！また他の作品も読み漁らせていただきます！！ (2017年12月19日 13時) (レス) id: 03a0943bf5 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - kouさん» コメントありがとうございます！一気読みしてくれたんですね、嬉しいです(;_;)番外編も誰の番外編かはまだお楽しみ、にはなりますがいつか必ず投稿するのでお待ちください！ (2017年9月26日 23時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2017年5月29日 22時
