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あの夢を見てからあの背中を何度も思い出そうとした
けれど日が経つにつれてどんどん薄れていってその人がどんな服を着ていたのかも忘れてしまった
そしてあれから1週間が経ったけれど学食にはあの人の姿は見当たらない
良く考えたらここの大学は色んな人が出入り出来るからここの学生なのかすら怪しい
もう会えないのかもしれない
そう半ば諦めかけていた時、ついに見つけた
学食ではなくて、バイト中
つまり居酒屋で
一瞬にしてドキドキが爆発してトレーを持ったまま硬直した
まさかこんな所で会えるなんて……
一緒にいるのはお友達だろうか
その人は居酒屋なのに何故かサングラスをかけている
めちゃくちゃ怪しい
こそっと2人を盗み見していると、そのテーブルからの呼び出しが鳴って飛び上がった
私のこと覚えてるだろうか
そんな事を思いながらテーブルへ向かう
テーブルの前に来ると生2つ、と注文するあの人
うわぁ、生飲むんだ
なんか似合うかも
｢か、かしこまりました｣
｢…それなんですか｣
注文を書くメモを顔の目の前でかざしながら声を出すとサングラスの人に突っ込まれた
だって、覚えてもらえてたら嬉しいという反面、なんか緊張しちゃって顔見れないから……！
メモを顔の前からどけるとあの人は驚いたような顔をした
｢あれ…君…｣
｢え、ヒョンこの人知ってるの？｣
｢あ、なんか、うん、まぁ落し物届けただけだけど｣
うわぁ、覚えててくれた！！
感激だ！！
この人の記憶に私が残ってた！！
｢その説はご迷惑をおかけして…｣
｢いや、別に気にしないでください｣
内心舞い上がってテンションがぶち上がりそうなのを抑えて言うといたって冷静に返されるその返答に少し落ち着きを取り戻した
良く考えたら鞄ごと忘れてくようなヤツなかなか忘れらんないよね…
私だから覚えてたわけでもないのに
｢あの〜お姉さん、生を2つ…｣
サングラスさんに急かされて慌てて戻った
いけない、仕事中だ
ジョッキを2つ持って戻るとサングラスさんが目元を拭っているように見えておもわず立ち止まった
私に気付いたあの人は軽く頭を下げたので控えめにおまたせしました、と呟いてそそくさとその場から離れた
背中を向けていても聞こえてきたサングラスさんの声
｢なんで勝手にいなくなるんだよ…｣
それが誰に向けての言葉なのかはわからないけれど
聞いてはいけなかったような気がした
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K(プロフ) - こぶるどっくさん» とてもキリの良いところでコメント下さったみたいです！笑 ありがとうございます、嬉しいです(; ;) (2017年6月20日 21時) (
レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
こぶるどっく(プロフ) - Kさん» ええ！！そうなんですか！！笑笑ビックリです^^どんどん他の作品読んでいきますね！！ (2017年6月20日 0時) (レス) id: baab207a54 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - こぶるどっくさん» 初めまして！1年前くらいの作品で文章も拙いのに…とても嬉しいです(; ;)そして投稿日見たらちょうど1年前の今日投稿していて驚きました笑 ありがとうございます、他の作品でもお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年6月19日 21時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
こぶるどっく(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！！正直に泣きました。すっごく好きな作品になりました。これからも応援させて頂きます！^^ (2017年6月19日 7時) (レス) id: baab207a54 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ゆんさん» 初めまして！そう言って頂けてとても嬉しいです(; ;)番外編もあるので是非！またどこかでお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年6月16日 18時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2016年6月19日 10時
