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甘く考えてたのかもしれない
中に入ってから誤魔化せばそのまま帰れるんじゃないかって
けど、ミンくんは人が変わったように逃げようとする私を押さえつけていた
｢ここに来たって事はそういう事だよ、Aちゃん｣
｢やだっ…！離して！｣
必死に抵抗してみても男の人の力には勝てなくて、荒い息遣いをすぐそこに感じて鳥肌がたった
好きでもない人とこんなこと、したくない
嫌だ…！
乱暴に身体を触ってくるのにも必死に抵抗するけど怖くて、こわばって上手く動けない
私はこのまま、この人に…
その想像をしただけで吐き気がした
｢やだ…っやだ、助けてっ…助けてチャニョルくん……！｣
｢チャニョル？誰それ｣
嫌われるためにここに来たのに
それなのに口から出るのはチャニョルくんの名前だなんて
馬鹿だ私は
世界一の馬鹿だ
全部全部自分のせいなのに
その時インターホンが鳴った
ミンくんは飲み物来たかな、なんて呟いて私から離れた
その隙に逃げ出そうとしたのに足には力が入らなくて震えていた
涙は止まらないし上手く息が吸えなくて苦しくい
もしかしたらこのまま死ぬのかも、なんて考えたけどあの夢を見たんだからここで死ぬはずはない、と頭の中は案外冷静だった
突然ガタガタと大きな音がしたと思えばそこに現れた人物に本当に息が止まったかと思った
ミンくんを後ろから羽交い締めにしたベッキョンさんがいたから
｢Aちゃんはこいつとやりたいの？｣
突然のことに何も反応できず、ただ涙がぼろぼろと零れた
息も上手く吸えないままで浅い呼吸を繰り返すことしかできない
｢早く首振れよ！！｣
あの時見た人懐っこそうな顔からは想像も出来ないような険しい顔で大声を出したベッキョンさん
私は思い切り首を横に振った
何度も何度も
そうするとベッキョンさんはミンくんに耳元で何か囁くとミンくんは青ざめて、再び何か囁かれたすぐ後に慌てて部屋から出て行った
何を言ったのか考える暇もなくすぐにベッキョンさんは私のそばに近付いて来る
｢落ち着いてゆっくり息吸って。大丈夫だから、大丈夫｣
涙を流しながら過呼吸になりかけている私の背中をさすりながらベッキョンさんは優しく声をかけてくれた
どうして？
最低なことしようとしてたのに、どうして？
｢何年生きてると思ってんの？顔見ただけで何考えてるかわかるわ馬鹿｣
その一言で壊れたように声を上げて泣いた
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K(プロフ) - こぶるどっくさん» とてもキリの良いところでコメント下さったみたいです！笑 ありがとうございます、嬉しいです(; ;) (2017年6月20日 21時) (
レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
こぶるどっく(プロフ) - Kさん» ええ！！そうなんですか！！笑笑ビックリです^^どんどん他の作品読んでいきますね！！ (2017年6月20日 0時) (レス) id: baab207a54 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - こぶるどっくさん» 初めまして！1年前くらいの作品で文章も拙いのに…とても嬉しいです(; ;)そして投稿日見たらちょうど1年前の今日投稿していて驚きました笑 ありがとうございます、他の作品でもお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年6月19日 21時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
こぶるどっく(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！！正直に泣きました。すっごく好きな作品になりました。これからも応援させて頂きます！^^ (2017年6月19日 7時) (レス) id: baab207a54 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ゆんさん» 初めまして！そう言って頂けてとても嬉しいです(; ;)番外編もあるので是非！またどこかでお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年6月16日 18時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2016年6月19日 10時
